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第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

「負け組」に居直られて職場が大混乱!
周囲をかき回す“女番長”の自作自演

――水面下の包囲網と闘うモンスター社員・川田氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第29回】 2009年7月6日
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 何かにつけて「面白くない」とふてくされる――。こういう人は、どの職場にも少なからずいるだろう。

 しかし、それがエスカレートして涙を流したり、逆上する人がいる場合は、「普通の職場」とは言えない。

 今回は、そんな“異常な職場”を作り上げておきながら悪びれた様子もなく、“女番長”として居直りを続ける若手女性社員を紹介する。

 あなたの職場に、このようなトラブルメーカーはいないだろうか? それはきっと、不幸な職場に違いない。運悪くそんな人が近くにいる場合は、近寄らないほうが身のためである。

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■今回の主人公

川田愛子(30歳)
勤務先:都内の家具販売会社。従業員数約200人。創業40年近い歴史があり、5年ほど前まで業績はよかったが、ここ数年は伸び悩んでいるため、地方に進出して営業先を開拓している。川田は、営業部を支援する「営業推進部」に籍を置く。中途採用で入ったばかりにもかかわらず、その言動がとかく物議を醸す存在である。
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(※この記事は、取材した情報をプライバシー保護の観点から、一部デフォルメしています。)

傍若無人な女性にジャック
された職場に漂う緊張感

 この職場は、ある女性社員に“ジャック”(占拠)されていた。

 室長の小泉(48歳)が川田と蓮見(29歳)の顔色をうかがいながら、問いかける。

 「この仕事を納期までに終えることが難しいんだ。山崎君(42歳)や柳瀬君(37歳)にも力を借りている。だが、それでも難しい……」

 川田が20歳近く年上の小泉の話を遮る。

 「それで……何を言いたいんですか?」

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

会社から冷遇され、気がつくと「負け組」となってしまった人たちを毎回取材。彼らの実体験を振り返ることで、企業の冷酷さだけでなく、自己防衛できなかった敗因を分析。第2次リストラ時代で生き残る術を探る。

「第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由」

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