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出口治明の提言:日本の優先順位

女性・若者に焦点をあてた
アベノミクス成長戦略第1弾を評価する

出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]
【第83回】 2013年4月23日
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 安倍首相は4月19日、日本記者クラブで「成長戦略スピーチ」を行った。金融緩和・財政出動に次ぐ3本目の矢(成長戦略)の第1弾が放たれたことになる。

成長戦略の中核は「女性の活躍」

 まず、首相スピーチの内容を見てみよう。その骨子は概ね以下の通りである。

●成長戦略の3つのキーワード
 ・「挑戦:チャレンジ」
 ・「海外展開:オープン」
 ・「創造:イノベーション」

●「健康長寿社会」から創造される成長産業
 「規制・制度改革」再生医療・創薬が1つの鍵
 「日本版NIH:国立衛生研究所」  
   医療研究開発の司令塔を創設し、難病対策を加速

●全員参加の成長戦略
 「失業なき労働移動」
   労働移動支援。財成金の大幅増。トライアル雇用制度の拡充。

●世界に勝てる若者
 「公務員試験に生きた英語を必須化」
 「就職活動を後ろ倒し」
   3年生の3月(春休み)から広報活動開始、
   留学生が帰国した8月から採用選考活動。

●女性が輝く日本(成長戦略の中核は「女性の活躍」)
 「役員に1人は女性を登用」
 「待機児童解消加速化プラン」
   横浜方式の全国横展開。今後2年間で20万人分の保育の受け皿を整備。
   さらに2017年度末までに20万人増を図り、待機児童ゼロを目指す
   (従来の国の計画を2年間前倒し)
 「3年間抱っこし放題での職場復帰支援」
   3年育休の推進を経済3団体に要請。助成金や「学び直し」プログラムも。
 「子育て後の再就職・起業支援」

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出口治明 [ライフネット生命保険(株)代表取締役会長]

1948年、三重県美杉村生まれ。上野高校、京都大学法学部を卒業。1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。2008年に生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。2013年6月24日より現職。主な著書に『百年たっても後悔しない仕事のやり方』『生命保険はだれのものか』『直球勝負の会社』(以上、ダイヤモンド社)、『生命保険入門 新版』(岩波書店)、『「思考軸」をつくれ』(英治出版)、『ライフネット生命社長の常識破りの思考法』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

ライフネット生命HP

 


出口治明の提言:日本の優先順位

東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、卓越した国際的視野と歴史観をもつ出口治明氏が、いま日本が抱える問題の本質とその解決策を語る。

「出口治明の提言:日本の優先順位」

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