フィリピン 2013年5月7日

フィリピン「疎開」のすすめ
子どもを国際人に育てたいならフィリピンへ!

フィリピン在住17年。元・フィリピン退職庁(PRA)ジャパンデスクで、現在は「退職者のためのなんでも相談所」を運営する志賀さんは、子どもを国際人に育てたいならフィリピンが最適と断言する。しかも格安だ。

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英語水準の高さに魅かれ、韓国親子が続々留学

 最近、日本経済のグローバル化、放射能汚染の恐怖、学校でのいじめ自殺などで、日本での教育に見切りをつけ、お子さんを海外で学ばせようとするお母さんが増えている。英語を堪能に話す国際人に育つ一方、放射能やいじめから「疎開」できるという一石二鳥を考えるのだ。

 留学といえばアメリカやヨーロッパが定番だが、これはよほどのお金持ちだけができる特権だ。そこで2000年代、韓国のお母さんたちが子どもの留学先として目をつけたのがフィリピンだ。

 ご承知のとおり、韓国ママの教育熱心は尋常ではなく、大手企業への就職も真っ当な努力ではままならない。ちなみに超優良企業のサムソンはTOEIC900点以上でないと玄関払いになるそうだ。一時、フィリピンには語学専門学校も含め8万人の留学生がいたといわれるが、2005年当時、PRA(フィリピン退職庁)にも小さな子ども連れの韓国ママたちが退職ビザの申請に列をなしていた。

 意外に思うかも知れないが、フィリピンでは国語と社会をのぞいて小学校から授業はすべて英語で行なわれる。英語の授業ははもちろん英語だが(日本では英語の授業もほとんどの部分は日本語でやっている)、数学や理科も英語だ。だからフィリピン人は、ハイスクール(日本の中学校相当だが現状4年間)を終える頃にはみな英語に堪能なバイリンガルに育つ。

保育園には2歳~4歳の幼稚園前の子どもが通うが、ここでもすべて英語だ【撮影/志賀和民】


 韓国ママたちは、小さい子はインターナショナル・スクールに通わせ、年長の子は英会話学校で英語の特訓を受けさせる。フィリピンには英語 の先生なんて掃いて捨てるほどいるから、時給数百円というタダみたいなお金でいくらでも雇える。生活費も本国で暮らすよりかえって安いくらいだ。小さい子 どもは母親連れで留学し、旦那は本国で稼いでせっせと仕送りするのだ。

 こうやって国際人を養成してきた韓国に、日本は水をあけられようとしている。日本で内向きに暮らしてきた若者は世界で太刀打ちできなくなってきている。日本企業も多くの外国人を雇いはじめており、日本人の就職戦線はますます厳しいものになってきている。 

 


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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