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「世界中の人の思いを実現させたい」(READYFOR? 代表・米良はるか)――古川享が聞き出す今を駆けるスマート・ウーマンの本音

林 正愛 [アマプロ株式会社社長]
【第10回】 2013年4月26日
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やんないと、やばい

米良:私、最近講演させていただくことがあるのですが、よくキャリアについて質問されるんです。「米良さんはキャリアをどう考えているんですか?僕はまず3年大企業で働いて、そのあとにMBAにいって…」と。

 私の中では成功者は、今自分が面白いと思うものに対して誰にも負けないくらいひたむきに頑張って、そしてその成果でまた次のチャンスが巡ってきて、また面白いことをやって、という感じで環境ができていくのではないかと思っています。キャリアを描くというよりも、ともかく今目の前にあることを全力で取り組むことなんじゃないかなと。

 自分自身、あまり人の講演会に参加することってなかったです。もうなんか「やんないと、やばい」みたいな。そういうことに駆られていて。

 講義で紹介していただいた古川先生が25歳のときにアスキーに書かれた「パーソナルコンピュータとコミュニケーションの疎外」という文章がとても印象に残っています。それは、若いうちにビジョン(社会の将来像)を描くことの大切さを伝えているものだと思いますが、たぶん今の若い人たちはどんな社会がつくりたいか、ではなくどんなキャリアを築きたいかを考えていると思うのですが、それってどうなんでしょう。

古川:キャリアとか自分の実績や成果というのは、振り返ったときにそこにあるものなはずです。自分は前に進む時は、草原の中で格闘しながら進んで、自分が歩いたところに道ができるんであって。そこでくじけて後ろに戻るか、楽に人がつくった道を歩いていくか、もしくは茨の道をかき分けながら自分で前に進むか、新しいことにチャレンジすることが毎日楽しいと思えるか、の違いだと思いますね。

米良:学校の機能もまさにどういう風にあるべきなのかなというのは思うところです。たくさんの情報に出会えて、たくさんの面白い人に出会えて、そこから何かに気づいて、走ろうと思ったときに背中を押してくれる人が存在しているというのにベストな環境であってほしいなと思います。

 やりたいこととか伝えたいことは、どんな手段をとってでも実現しようとするものだと思います。でも日本の中だけで話していると、「それってマネタイズどうするの」と言われてしまう。もちろんそれも大事だけれど、そこがメインではないと思います。

古川:マネタイズはどうするなんて質問してくる人間なんて、売れないものでも何としても売り込む努力や、人に役立つものを作って売るなんてことをしたこともない、口先だけの人だと思うので気にしないでください。

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林 正愛
[アマプロ株式会社社長]

りん・じょんえ/BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ、ファイナンシャルプランナー、英検1級、TOEIC955点。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。British Airwaysに入社し、客室乗務員として成田―ロンドン間を乗務。その後中央経済社、日本経済新聞社にて、経営、経済関連の書籍の企画および編集を行う。2006年10月にアマプロ株式会社を設立。仕事を通じて培ってきたコミュニケーション力や編集力を活かして、企業の情報発信をサポートするために奔走している。
企業の経営層とのインタビューを数多くこなし、その数は100名以上に達する。その中からリーダーの行動変革に興味を持ち、アメリカでエグセクティブコーチングの第一人者で、GEやフォードなどの社長のコーチングを行ったマーシャル・ゴールドスミス氏にコーチングを学ぶ。現在は経営層のコーチングも行う。コミュニケーションのプロフェッショナルが集まった国際団体、IABC(International Association of Business Communicators) のジャパンチャプターの理事も務める。2012年4月から慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科で学んでいる。2児の母。

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