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日本人が知らないリアル中国ビジネス 江口征男

マッキンゼーのパートナー職を捨てて中国で奮闘
日本人の「編集力」が中国ファッション市場のカギ
――金田修・游仁堂CEO

江口征男 [智摩莱商務諮詞(上海)有限公司(GML上海)総経理]
【第100回】 2013年4月30日
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良いモノであっても、売れないー―。今、中国に進出している多くの企業が、このジレンマを感じているのではないだろうか。実際、B2C分野において、自動車を除いて中国市場でローカルメーカーと張り合える企業は、ほとんどいないのが現状だ。このジレンマを見事に克服しつつあるアパレルメーカーがある。それが游仁堂だ。CEOの金田修氏は、財務省とマッキンゼー(パートナー)を経て、中国で自社ブランドのアパレル事業、オンラインマーケティング事業を立ち上げた。中国でモノを売る秘訣は何か、中国で通用する日本人の力は何か、話を聞いた。

成長市場での経験こそ
事業成長には不可欠

――金田さんは、なぜマッキンゼーのパートナーの仕事を捨てて、中国でビジネスを始めようと思ったのですか?

游仁堂CEO、金田修氏

 成長市場でビジネスをしたいと思ったからです。

 マッキンゼーでアジアの消費財流通業をコンサルティングするグループのリーダーの1人として日本、中国、韓国などでコンサルティングビジネスを行っていました。そのなかで、成長支援のプロジェクトばかりなのが中国、後ろ向きなプロジェクトが多いのが日本でした。

 事業を大胆に進めるには、市場そのものの成長率の問題もあるのですが、経営者が自ら事業の成長フェーズを経験していないできないことも実感しました。70年代の高度成長を経験した日本人経営者は高齢でも大胆です。年齢ではなく成長を経験しているかどうかなんですね。だとすれば、起業して大胆に事業を行なうなら、私自身も成長市場の中国で勝負すべきだと思いました。

 また世界中どこにいっても日本の商品はいいはずなのに、中国市場では勝てていないのが現状です。日系企業で頑張っているのはB2Bと自動車くらい。なんとか自動車以外のB2Cの分野でもこの状況を打破したいという思いもありました。

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江口征男 [智摩莱商務諮詞(上海)有限公司(GML上海)総経理]

1970年、神奈川県横須賀市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了、Tuck School of Business at Dartmouth MBA。Booz & Company, Accentureなどの経営コンサルティング会社、子供服アパレル大手のナルミヤ・インターナショナルを経て、中国にて起業。上海外安伊企業管理諮詞有限公司(Y&E Consulting)、(株)MA PARTNERSの創業経営者でもある。
⇒GML上海ホームページ執筆者へのメール


日本人が知らないリアル中国ビジネス 江口征男

世界経済の牽引役として注目を浴びる中国に進出する日本企業は、後を絶たない。だが、両国の間に横たわる「ビジネスの壁」は想像以上に厚い。今や「世界一シビアな経済大国」となった中国で日本企業が成功するためのノウハウを、現地コンサルタントが徹底指南する。

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