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5月9日 11時35分
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注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、ブリヂストン、東芝など

トヨタ<7203>:5920円(前日比+80円)
買い先行。同社は前日の引け後に決算を発表、ポジティブな反応が先行する格好に。
前期営業利益実績は1兆3209億円で事前予想を上回る着地に。今期見通しは1兆8000億
円、市場予想は2兆円超のレベルであったが、会社側の為替前提が1ドル=90円である
ため、ほぼ市場想定の水準に達する格好へ。野村では投資判断「バイ」継続で、目標
株価を5800円から7500円に引き上げ、1ドル=97円前提でも、今期営業利益は2.21兆
円と過去最高益に急接近すると予想しているもよう。

ブリヂストン<5108>:3555円(同-165円)
売り先行。前日に第1四半期の決算を発表しているが、ネガティブに受け止められる
形となっている。営業利益は745億円で前年同期比18%増益、コンセンサスは970億円
程度であったとみられ大幅に下回る格好へ。業績予想は保守的とのイメージが強い銘
柄でもあるため、実績値の想定比大幅下振れにはインパクトが強まる。

東芝<6502>:494円(同-18円)
続落。業績観測報道が嫌気されて前日はきつい下げとなったが、正式な決算発表を受
けて本日も続落の展開となっている。JPモルガン(JPM)、三菱UFJなどでは投資判断
を格下げ、保守的な見通しで今期計画は上振れる可能性があるとしながらも、株価上
昇や社会インフラの想定以上の利益水準低下などを格下げの背景としている。


メガバンク
総じて下落。メリルリンチ(ML)ではメガバンク3行を一斉に格下げ、目標株価は引
き上げているものの、揃って「買い」から「中立」にスタンスを変更している。新た
なカタリストが無い限り、不動産や製造業など政策恩恵の大きい他セクターに対して
は力不足と考えているもよう。金融緩和に伴う利鞘への負の影響も、海外企業との比
較では大きいとしている。なお、三菱UFJ<8306>に関しては、バークレイズが「イコ
ールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、下支えにつながっている。


日本合成化学工業<4201>:1265円(同+259円)
一時ストップ高と大幅高に。前期営業利益は119億円で前期比67%増益、今期は155億
円で同31%増益の見通しに。実績値は先の上方修正線上で着地したが、今期は市場コ
ンセンサスの125億円、四季報予想の140億円などを上回る水準となっている。株価は
1990年以来の水準にまで上昇しており、需給妙味なども思惑視される状況。


東京応化工業<4186>:2456円(同+280円)
大幅高。前日に決算を発表しているが、今期の大幅増益見通しがインパクトを強めさ
せる格好になっている。営業利益は111億円で前期比41%増益の見通し、95億円レベ
ルの市場コンセンサスを大きく上回る水準に。会計基準変更による償却費の減少が想
定比上振れの主因とみられるが、ストレートに業績変化率の高さをプラス材料視する
動きが先行へ。

住友重機械工業<6302>:415円(同-42円)
大幅安。前日に決算を発表、実績は修正計画水準での着地となったが、今期の業績見
通しが失望感を誘う格好に。営業利益は300億円で前期比4%減益予想、受注減少によ
る船舶部門の収益悪化などが業績伸び悩みの主因に。加えて、今期は前期比2円減配
の6円配当を計画、期初からの減配予想にネガティブサプライズも。

アシックス<7936>:1627円(同-164円)
大幅安。同社は前日の引け後に決算を発表、前期実績、今期予想ともに期待値を下回
る状況となり、失望売りが優勢になっている。前期営業利益は187億円で従来計画200
億円に未達、下振れは想定外との見方にも。今期は220億円で前期比18%増益見通し
であるが、コンセンサスは250億円程度であったもよう。販促費の増加などが響く形
のようだ。

ラック<3857>:751円(同+100円)
ストップ高。政府がサイバー犯罪に対処する体制を強化するため、官民の新組織を14
年度にも創設すると報じられたことが材料視されている。複雑化するサイバー攻撃に
対応するため、政府は13年度から3年間の新たな基本戦略を夏までにまとめる予定。
新組織について実施計画に盛り込む方針と伝わっており、同社など情報セキュリティ
関連に関心が高まる格好に。

ケンコーコム<3325>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。厚労省は、一般用医薬品のインターネットでの販売を巡って、
副作用の恐れがある薬も含め全種類を認める方向で最終調整に入ったと報じられたこ
とが材料視されている。薬の大量販売の禁止のほか、販売時に薬剤師とテレビ電話を
通じてやり取りすることなどを条件とするもよう。全種類の大衆薬の販売が容認され
る方向となり、恩恵に期待感が先行へ。

フュトレック<2468>:1337円(同-308円)
急落。昨日本決算を発表し、今期売上高は前期比19%減の25.7億円、営業利益は同
44%減の5.0億円と大幅な減収減益見通しとなったことが嫌気されている。前期は
「しゃべってコンシェル」関連のカスタマイズ業務が業績の押し上げ要因となった
が、音声認識技術を搭載した商品数は十分に拡がっていないようだ。なお、前期営業
利益は9.0億円となり、事前の修正内容に沿った着地に。

豆蔵<3756>:124000円(同-27000円)
6日ぶり反落。昨日本決算を発表し、前期営業利益は8.5億円と従来予想の7.0億円を
上回って着地した。今期については、売上高が前期比6%増の100億円、営業利益は同
6%増の9億円と増収増益見通しに。ただし、好決算期待を背景に連日で強い動きが続
いており、決算発表を通過し出尽くし感が先行へ。なお、9月末をもって1:200の株
式分割を実施し、100株を1単元とする単元株制度を採用する。

モブキャス<3664>:4235円(同+320円)
大幅反発。31日を基準日として、1:2の株式分割を実施すると発表したことが材料視
されている。直近では株価の上昇が目立っており、株式分割に伴う最低投資金額の引
き下げが前向きに捉えられる格好に。なお、同時に第1四半期決算を発表。営業利益
については、通期計画の17.5億円に対して1.1億円で着地している。

レーサム<8890>:235000円(同+40000円)
大幅高。昨日本決算を発表し、今期売上高は前期比64%増の252億円、営業利益は同
96%増の43億円と大幅な増収増益見通しとなったことが好感されている。四季報予想
の営業利益は26億円が見込まれており、想定以上の大幅増益見通しに。また、16年3
月期までの中期経営計画を発表し、営業利益を79億円まで拡大させる方針を示してお
り、中長期的な業績拡大期待も高まっている。

(フィスコ)


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