「自分は必要とされていない」。
そんな男性がとった行動とは?

 インターネットでアクセサリーを販売する仕事を個人で行うEさん。開業3年、Eさんの月商は200万円を超え、個人事業としてはなかなかの成功路線を走っていた。

 しかし「自分が社会からとり残されたような気分になる」「自分の仕事が世の中に認められているような気がしない」という悩みを抱き始めていた。最近ではメンタルクリニックにも通院し始めたほどだ。

 そこで「メールマガジンでファンの集いをやってみたら?」と提案した。すると彼は即座に購買者へのメールマガジンに「イベント案内」を送った。「デザイナーと購入者の集い」と称して簡単なワークショップをボランティア開催することにした。イベントには約20人のファンが参加、実際にアクセサリーづくりを体験し、親睦を深めるにいたった。

「このブランドのすごいファンなんです!」
「デザイナーさんに会えてすごくうれしいです」

Eさんは参加者のそんな声に感激し、すっかり自信をとり戻すことができた。それ以来、Eさんは2カ月に1回このリアルの集いを利益度外視で開催し、ユーザーの笑顔に直接触れている。

自分が一生懸命やったことで誰かを笑顔にできたときの満足度に勝るものはない。精神的満足を得られるだけでなく、認められている、必要とされていることを自覚できる。その積み重ねによってゆるぎない自信がその人の中に根を張るのである。

(次回掲載は、5月14日の予定です)


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