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情報セキュリティソリューション
2013年5月20日
著者・コラム紹介バックナンバー

インターネットと共に発展してきたInteropで、
企業成長のカギを探せ!
Interop Tokyo 2013

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20年不変の熱意と善意を
象徴するShowNet

 Interopは世界中で開催されており、その基本コンセプトは、イベント名にもなっている「インターオペラビリティ(相互接続性)」だ。ただし、運営方法などで各国の独自性もあり、日本の場合は「ネットワーク社会への貢献意識」ではないかと藤原氏は言う。

 「自社だけの利益よりも、“皆のためにやる”という考え方が主催者と参加者に強くあります。そのため、出展社と来場者に喜んでもらうことを意識した運営をしています」

最先端技術、製品を持つ企業・団体が集結し、一つのネットワークを作り出す世界最大級の相互接続検証ネットワーク。イベントを支えるインフラとしての機能も有しており、最新鋭の機器、製品、技術を用いたライブデモンストレーションも行われる。

 その代表例が、最新の技術や機器で構築、運用される相互接続検証ネットワーク「ShowNet」だ(写真)。その構築・運用には、さまざまな組織、個人の協力が欠かせないが、それが20年継続できているのは、学術研究機関と産業界が密接に連携して、日本のネットワーク業界を支える技術者・研究者たちの善意と熱意によって取り組まれていることが大きい。

 「私心を捨て去った、いわば日本独特の“和の精神”がネットワーク技術の進化を支えてきたともいえるでしょう。ですから、Interopがなくなると、日本のネットワーク技術の進化は止まってしまうと言っても過言ではないと思います」

成長のためのヒント満載の
展示・コンファレンス

 20年の歴史の中で、Interopの来場者も変化してきた。初期は、インターネットに関連する技術に興味を持つエンジニアが中心だった。次に、インターネットでビジネスをしようという人が増えてきたという。

 最近では、インターネットが社会インフラになったことで、来場者もさらに変わってきた。特に増えているのが、インターネットを、自分の会社を守り、発展させるための企業経営の必須ツールとして考えている経営層の人たちだ。その意味で、Interopは現場のエンジニアとセールス、経営者が出会える、貴重な場になっている。

 最近は景気でも先行きに明るさを感じる人が多くなっているかもしれないが、利益増を見込んでいる企業は少ないのが実情だ。「そうした苦闘している企業にこそ、Interopは役立つのです」と藤原氏は強調する。「インターネット技術は企業を成長させるためのカギですから、Interopには日本企業が復活するためのさまざまなヒントがあります」。

 Interop Tokyo 2013は、現場で実感しながら、経営的な視点から、インターネットを捉える絶好の機会である。どんなヒントがあるのか、役立つ技術は何なのか、直接確かめてみてはどうだろうか。

 

 

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「Interop Tokyo 2013」開催!

会期:6月12日(水)~14日(金) 
(一部コンファレンスは11日から)
場所:幕張メッセ
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特定の企業・組織を狙って機密情報を盗み取る標的型攻撃が後を絶たない。企業における情報セキュリティ対策は新たな局面を迎えているともいえるだろう。標的型攻撃の具体的な手口を紹介すると共に対応策について考える。

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