ヒントは「滞在時間」にあり!

 3000円から5000円以内が妥当ではないか、というのが、私たちの当時の感覚でした。しかし、これはあくまで感覚値。どうロジック(論理)を作っていくか?それがなければ、経営陣、さらにはノウハウを提供するアメリカ側を納得させることはできません。更に、ロジックのみならずマーケット(市場)の相場にも注意せよ、というオーダーがやってきていました。

 そうした中、私たちのチームが目をつけたのが「時間」でした。そこでアメリカのディズニーランドの平均滞在時間を調べてもらったところ、およそ5時間~7時間。そこで、5時間~7時間滞在するレジャーとして、日本にはどんなものがあるのかを徹底して探ったのです。

 そして見つけたのが、当時ブームになっていたスキーでした。しかも、ファミリーやカップル、友人たちとみんなで行く、という点でも競合します。

 では、スキーでは費用はいくらくらいなのか。一番人気だった苗場スキー場のリフト代を調べました。一日券が3600円。つまり、一人あたりこのくらいの金額なら、5~7時間のレジャーとしては、人々は妥当だと考えている、ということです。

 実はこの3600円こそ、開業当時の乗り物券10枚綴りチケット「ビッグテン」の参考金額でした。アトラクション乗り放題のパスポートがメジャーになっていくのは、もっと後のことです。