
日経平均株価が1万円の大台を回復しても、多くの個人投資家の元気が回復してないとの声が多く聞かれます。特に、信用個人の元気がありません。
この理由は、大きく2つあるようです。まず、1点目は、6月中旬まで盛り上がったジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)に代表される電池・環境関連の7月にかけての急落と、その後の調整の長期化です。
もう1点は、9月以降のメガバンクやJAL(9205)の下落時に、逆張り的に買い向かった個人(信用取引)が、シコリ玉を抱えているだろうということです。
つまり、日経平均が堅調でも、それは多くの個人投資画が保有していないIT関連などの上昇によるものであり、「指数上がれど、持ち株上がらず」の状態に陥っているため、投資マインド・物色意欲が一向に盛り上がってこないのです。
しかし、電池・環境関連に関しては、先週末から自律反発の兆しが出始めています。これが大きな流れになり、目先的に盛り上がるかどうかは不明ですが、少なくとも、その兆候が現れていることは間違いないでしょう。
その象徴的な動きが、10月23日のGSユアサ(6674)の株価でした。
同社の23日の終値は810円前日比28円高(3.58%高)でした。この上昇により、25日移動平均線(23日現在、790円)を上抜けたのです。同社株の25日移動平均線回復は9月24日以来のことです。
23日の25日移動平均線突破で、短期のテクニカルは大幅に改善しました。今後、同線がサポートする限り、自律反発への期待が高まることが予想されます。
| GSユアサの株価(日足・6ヵ月) |
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同社株は、次世代電池関連の主役であるばかりでなく、環境関連のリーディング・ストックです。このため、同社株が堅調なら、他の環境関連株への波及効果は大きく、環境というテーマに沿った銘柄群も連れ高する可能性が高そうです。
仮に、このような動きが今後数週間続くようなら、7月中旬以降に冷え込んだ信用個人の投資マインドが暖化することが予想されます。
なお、GSユアサに関しては、6月18日の高値が1228円、安値が7月14日の688円です。下落幅は540円でした。この3分の1戻しが868円、38.2%戻しが894円、半値戻しが958円、61.8%戻しが1021円です。また、直近の戻り高値は8月13日の928円です。
これらのことを総合的に判断すると、900円程度が第1戻りメド、950円程度が第2戻りメドとみています。
ただし、今後、25日移動平均線を割り込むようだと、自律反発は早々に終了し、再び、調整色を強めることになるでしょう。
