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コンテンツビジネスの最先端を走り続ける
プライムワークス社長 池田昌史

週刊ダイヤモンド編集部
【第37回】 2008年7月4日
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プライムワークス社長 池田昌史
プライムワークス社長 池田昌史

 20年前には聞かれなかったが、今日では頻繁に耳にする単語の一つが「コンテンツ」。池田昌史はコンテンツという言葉が世に定着していくシーンで常に最先端にいた業界の有名人だ。

 池田のコンテンツという概念の源は、学生時代のロックバンドや、オーケストラなど音楽活動だという。音楽の主役は楽器でも会場でもなく、演奏家であり、楽曲であるという当然のことが刷り込まれたからだ。

 社会人の出発点は、母校慶應義塾大学の近所にあったNECへの親近感と、「大会社はいやだ」との思いで選んだNEC関連会社の新日本電気。ここがNECグループのコンテンツ関連ビジネスも取り扱う会社だった。

 池田が社会人になった1980年代前半は、文字放送の登場などで「ニューメディア」という言葉が持て囃された時代。経営企画部員だった池田は、「メディアをやろう」と新事業への参入を主導。最初に手がけたのはパソコン用のソフトウエアだった。ちょうど「PC-8001」などNECはパソコンでヒット商品を連発、個人を引きつけるパソコン用ソフト事業への追い風もあった。

 80年代後半になると、CD-ROMが普及。映像をパソコンで見られるようにしただけで売れた時代だった。池田は思いつくコンテンツを片っ端からCD-ROMにしていった。

 しかし、当時のソフトは、あくまでもパソコンなどのハードを売るための存在。音楽でたとえるなら楽曲や歌手よりも、楽器が主役のようなものだった。

 音楽活動の経験も手伝い、コンテンツの概念を有し、その重要性や拡大を目の当たりにしていた池田は、「21世紀にはすごいことになります」と社長に直訴したほどだったが、「ハードが主でソフトは従」という考えを変えさせるには時代が早過ぎた。

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