インドネシア 2013年5月24日

インドネシアで働きたいあなたへ
仕事探しのポイントと契約に関する注意点をお教えしましょう

日本語教師としてインドネシアと出会い、2005年からグローバル人材紹介会社JACリクルートメントで日系企業・日本人求職者のサポートを担当する長野記者。今回は、インドネシアで働きたい人への仕事探しから契約に関する注意点までの貴重なアドバイスです。 

どうやって仕事を探す?

 インドネシアで働きたい!と思っている方、いらっしゃいますか?

 職業柄、毎日のようにご相談を受けていますので、今回は、どうやって仕事を探すか、その方法とそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えします!

 インドネシアで仕事を探す方法は、大きく分けて二つあります(インドネシア以外でも、海外で仕事を探す場合は、基本的に同じです)。

1.日本採用・駐在ポジションを探す
 日本の企業にアプローチする方法です。インドネシアに拠点を持っている会社をリストアップし、各企業のホームページなどで求人を探し、直接応募する。日本の人材紹介会社に登録し、インドネシア駐在の案件を希望することを伝え、紹介してもらう。最近ではハローワークでも海外求人を取り扱っているので相談してみる――というのが一般的です。

 採用の流れは通常の新卒・中途採用とほぼ同じですが、比較的厳しく書類・面接審査が行なわれることが多く、年齢は20歳代半ば~30歳代後半くらいまで(技術職・管理職は例外あり)、海外での経験、同業種・職種の経験、英語(インドネシア語)力、会社のカルチャーに合っているか、などが採用のポイントになると思います。

 この方法のメリットとしては、インドネシア赴任後、日本本社との間に立つ責任ある仕事を任されるケースが多いことと、日本の正社員基準で給与・福利厚生が受けられること。一般的には日本の給与プラスアルファで海外赴任手当などが支給されるので、独身・単身・家族帯同でも経済的な心配はありません。海外の仕事で実績を積み、将来は日本で、と考えている人にとってもメリットは大きいといえます。

 デメリットとしては、赴任の時期が未確定であること(入社後半年~2年で海外赴任が一般的、赴任までもっと長くかかることもあれば、状況により赴任できなくなることもある)、赴任する国を選べないこと(たとえインドネシアを希望しても)、期間限定であること(2~5年の会社が多い)です。

 インドネシアに限らず、少しでも早く海外赴任し長く海外で勤めたいという方や新卒の方は、大手企業ではなく地方の中小企業への就職も検討してみてください。

 大手企業は人材層も厚く、海外人員は社内にもかなり多い狭き門ですが、日本ではあまり知られていない地方・中小企業の場合、海外に赴任できる人材が社内に少なく、入社から比較的早い時期に海外(インドネシア)へ赴任させてもらえるチャンスがあり、コンプライアンスがあまりうるさくない会社であれば赴任期間も規定がないことが多いと思います。

 日本本社が20人~30人規模でも、海外では1000人規模の工場を持っている企業も少なくありません。

2.現地採用で探す
 現地採用で仕事を探す方法ですが、情報が非常に少ないので、人材紹介会社を通じて仕事を紹介してもらうのが一般的だと思います。あとは現地情報を提供しているWEBサイトやフリーペーパー、新聞などに掲載されている求人から探す方法も。ただし、日本にいながら現地のフリーペーパーや新聞を手に入れるのは難しいので、実際はサイトが中心になると思います。

 現地採用の場合、基本的にインドネシア現地法人の直接採用になります。雇用条件などは現地の労働法に基づいて決定されるので、人材紹介会社を通じて応募するか現地の状況に精通していれば問題はないのですが、知識がなく、自分で直接応募する場合は次のページの事項に十分注意してください。

 インドネシアは契約社会です、契約書はしっかりと目を通してから署名しましょう(契約書のオリジナルは基本的にインドネシア語です。翻訳として英語・日本語をつけてもらいましょう)。

ジャカルタの日本人向け新聞「じゃかるた新聞」とフリー情報雑誌「南極星」(手前)。現地採用の情報元【撮影/長野綾子】

 


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橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
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