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ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

イライラ感や脱力感は“異変”のサイン
「職場の感情」から目を背けるべからず!

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第7回】 2009年10月14日
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 “職場”という存在は、本当に不思議な存在です。家と同じように、「いってらっしゃい」と言って送り出し、「お帰りなさい」と言って迎える職場があれば、お互いに声をかけることなく、誰がいつ出社したのか、退社したのかさえわからない、そんな職場もあります。

 気がつくと、職場が1つの空気というか、独自の雰囲気を作り出し、それが社員1人ひとりの意識や行動に影響を与えてしまう。イライラする人を増やしたり、委縮する人を増やしたり、逆に前向きな人を増やしたり、暖かくてやさしい人を増やしたり――。

 ミドルマネジャーである皆さんだけでなく、職場に関わる全ての人たちにとって、職場がどのような存在であるかは、仕事人生を楽しく、豊かなものにできるか否かを大きく左右してしまいます。

 この“職場”というものが、どうもおかしい。全体に何かイライラしていおり、元気をなくしている。そう思ったとき、ミドルマネージャーである皆さんは、どうすればよいのでしょうか。何から手をつけたらよいのでしょうか。

 このとき考えていただきたいのが「組織感情」、すなわち「職場の感情」というものです。多くの方々にご愛読いただいた『不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか』(講談社刊) の解決編として、この9月下旬に『職場は感情で変わる』(講談社刊)という本を上梓せていただきました。

 今回はこの本のエッセンスを紹介しなら、皆さんと一緒に「職場の変え方」を考えたいと思います。

悩んでばかりいずにまずは分析を
あなたの職場、どんな職場ですか?

 ミドルマネジャーの方からすると、自分の職場がどんな雰囲気か、どんな感情が広まっているかを知ることは、少し怖いことだと思います。何故なら、皆がイライラしていたり、元気をなくしていたら、それは「自分が悪いからだ」「自分のマネジメントが悪いからだ」と言われているように感じてしまうからではないでしょうか。

 確かに、皆さんの感情や行動は、組織全体の感情に大きく影響を与えます。経営者や上長の指示に振り回され、その苛立ちを部下に伝えていたら、イライラした感情が組織全体に広がってしまうかもしれない。逆に、自分が元気をなくし、部下との対話も減り、疲れた顔ばかりしていたら、部署全体も沈滞ムードに包まれてしまうかもしれない。

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高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
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重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


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職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

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