快適なビジネストラベル
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多忙なビジネスパーソンの出張をよりスムーズで快適なものにするために、知っておきたい情報をピックアップ。

旅の準備編航空券
オンラインで予約ペーパーレスで旅立ち

 出張先とスケジュールが決まったら、目的地にフライトがある航空会社のウェブサイトにまず、アクセスしたい。往復の日程を指定して検索し、表示されたフライトの中から希望の便を選んでクリック。出発当日まで購入可能な航空会社も多いので、急な出張でもウェブ予約が早道だ。座席の指定、スペシャルミールのリクエストなどもウェブ上から数クリックで完了。

 前日、オンラインでのチェックインを済ませ、搭乗券をプリントすれば、出発当日は空港で荷物を預けるだけ。モバイル搭乗券を導入している航空会社もあるので、ペーパーレスで旅立つこともできる。

旅の準備編ホテル
宿泊者の口コミを参考にセレクト

 航空券同様、こちらもホテル予約サイトにアクセスし、目的地と宿泊日、予算を入れて検索。表示されたリストの中からホテルを選ぶ際には、利用者から寄せられた口コミをチェックするのもポイント。ファシリティやサービスだけでなく、ロケーション、周囲にどんな店があるのかなど、具体的に記述している口コミもあり、ホテルの公式サイトでは得られない宿泊経験者ならではのコメントは参考になる。

空港へのアクセス編
格安バスで成田へ関空は運行時間を拡大

 都心から成田空港へのアクセスとして一般的なJR成田エクスプレス、京成スカイライナー、リムジンバスの交通費は、2400円~3200円程度だ。

 昨年、運行を開始した格安バスの「東京シャトル」(京成グループ)は900円、「THEアクセス成田」(平和交通)は1000円といずれも破格。両社ともLCCのフライトに合わせて早朝便も運行している。東京駅近くから乗車できるので、オフィスから成田へ向かう際には使い勝手がよいのではないだろうか。

 関西国際空港では完全24時間空港に向けて、リムジンバスと高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」の早朝・深夜便の時間帯を拡大中。4月1日よりバス・船とも増便され、利便性が高まった。

空港編
航空会社のラウンジでくつろぎの旅時間を

 ビジネスクラスのメリットの一つが空港ラウンジを利用できること。香港国際空港のキャセイパシフィック航空のラウンジ「ザ・ウイング」にはザ・ヌードル・バーがあり、担々麺が味わえる。搭乗前に香港グルメを堪能できると好評だ。

 ヒースロー空港ターミナル5にあるブリティッシュ・エアウェイズの「ギャラリーズ・クラブラウンジ」は、ビジネス環境が整った、くつろげるスペース。スーツのプレスサービスはビジネスパーソンにとってありがたい心遣いだ。「エレミス・トラベル・スパ」では、リラクゼーション・トリートメントで旅の疲れを癒やせる。

機内編
機内で楽しめるオリジナルドリンク

 機内食にこだわるエアラインは多いが、最近ドリンクをリニューアルする航空会社が登場しつつある。JALは、コーヒーハンター・川島良彰氏と焙煎・抽出のスペシャリスト・石脇智広氏をアドバイザーに迎え、共同開発したJALでしか飲めないオリジナルコーヒーを全クラスで提供。

 紅茶の国・英国の航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズは、英国王室御用達の「トワイニング」の紅茶を機内とラウンジで出しているが、今年2月から飛行機の高度に合わせてブレンドした紅茶を全クラスで提供し始めた。機内では、紅茶を入れるのに理想的な温度である摂氏100度ではなく、摂氏89度で水が沸騰してしまう。さらに低い気圧と湿度が味覚に影響を与えるため、通常の紅茶ではおいしく感じられない。そこで機内でも、風味を保ちおいしく味わえる紅茶を特別にブレンドしたという。

 機内食やドリンクを有料とするLCCが話題を集めているが、フルサービス航空会社らしいこだわりにも注目したい。