タイ 2013年6月12日

タイに住む日本人の疑問
「タイの古い紙幣や硬貨を持っています。これって額面以上の値が付きますか?」タイ人経理部長ブンが在タイ日本人の質問に答える【ブンに訊け!】

バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談:タイの古い紙幣は使える?
(前略)毎回、興味深い記事を拝見させていただいております。タイの習慣・文化・考え方を知ることができ、感謝しています。
 さて、以前から一度お聞きしたかった件なのですが……。日本では、旧札は(状態にもよりますが)額面以上の価値が付きますが、タイでは、どうなのでしょうか?
 数十年前のものと思われる、見たこともないタイのお金が手元にあります。かなり古い5バーツ紙幣、10バーツ紙幣、20バーツ紙幣や、今の10バーツ硬貨と同じ大きさの1バーツ硬貨などもあります。
 もし、額面以上の価値があるなら銀行などで交換できるのでしょうか? また、額面通りの額でしたら現在も使用可能なのでしょうか? よろしくお願いします。(匿名希望)


【ブンからの回答】

換金は額面通り

 流通していない紙幣やコインには貨幣価値はありません。商品の代金として受け取ってくれるかくれないかは受取人次第となります。
 古い紙幣を換金したい場合、タイ中央銀行(Bank of Thailand)で買い取ってくれますが、その額は、あくまで額面の金額です。 

おすすめはオークション

 そこで、中華街にある古銭商に買ってもらうか、古美術品オークションへの出品をおすすめします。露店で古銭を商っている人との接触は、よほど目の利く人でないと騙されますのでおすすめしません。
 オークションへの出品ならば、Eur-Seree Collecting社を紹介します。シーロム通りのナライホテル内で年に3回オークションを主催している仲介会社です。
 ここでは、オークション3日前から数千点の品々をじっくり見ることができます。鑑定は無料なのでオークションに先立って紙幣を撮影してメールで送ってみてはどうでしょうか。評価額を知ることができますよ。

Eur-Seree Collecting社のサイト www.eurseree.co.th
問い合わせ先 auction@eurseree.com

日本人が1550万バーツで落札!

 ところで、昨年8月5日に開催されたEur-Seree Collecting社のオークションは異様な熱気に包まれたそうです。それもそのはず、ワールドコレクションと呼ばれるラマ4世(在位:1851年4月2日~1868年10月1日)の60歳の誕生日を祝って発行されたタイ初の品である7枚の金貨「Teo Meng Tong Pao」(写真は7枚の裏表)が出展されたからです。落札したのは日本人! その額1550万バーツ(約5000万円)!

 古銭はいい投資になりますね。(ブン)

タイ初の金貨「Teo Meng Tong Pao」(写真は7枚の裏表)【写真提供:Eur-Seree Collecting Co., Ltd.】


(文・撮影/『DACO』編集部)

 

 


橘玲の書籍&メルマガのご紹介
世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。
経済、社会から国際問題、自己啓発まで、様々な視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。
「世の中の仕組みと人生のデザイン」 詳しくは
こちら!
橘 玲の『世の中の仕組みと人生のデザイン』 『橘玲の中国私論』好評発売中!

バックナンバー

»関連記事一覧を見る

海外投資必勝マニュアル&本

海外投資のノウハウが凝縮! ここで紹介しているコンテンツ、書籍はすべて、ネットから購入が可能です。さらに「海外投資実践マニュアル」は「海外投資を楽しむ会」の会員になれば割引価格で購入可能です。

作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
橘玲×ZAiONLINE海外投資の歩き方
作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
subcolumn下影

ページのトップに戻る

本WEBサイトに掲載している全ての記事およびデータについて、その情報源の正確性・確実性・適時性を保証したものではありません。本サイトの提供情報を利用することで被った被害について、当社および情報提供元は一切の責任を負いませ ん。万一、本サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社および情報提供元は一切責任を負いません。本サイトからアクセス可能な、第三者が運営するサイトのアドレスおよび掲載内容の正確性についても保証するものではなく、このような第三者サイトの利用による損害について、当社は一切責任を負いません。また、併せて下段の「プライバシーポリシー・著作権」もご確認ください。