ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

夏バテぎみのときは、鰻の串焼きで一杯
丸富(青物横丁)

浜田信郎
【第42回】 2009年7月10日
著者・コラム紹介バックナンバー

 暑くなってくると食べたいのが鰻。蒲焼や白焼きもさることながら、呑ん兵衛としては、やっぱり鰻の串焼きをつまみに一杯やるのがいいですよね。

 都内に何軒かある鰻の串焼きが食べられるお店の中から、今日は青物横丁の「丸富」にやってきました。

 コの字カウンター11席のみの小さな店内に入り、ひれ焼き(220円)、きも焼き(220円)、串焼き(200円)と3種ある鰻の串焼きを一通り注文したところ、ひれ焼きはすでに売り切れとのこと。残りの2種類を2本ずつもらうことにしました。

 この店は午後4時半から7時半までのわずか3時間の営業。しかも、午後6時を過ぎる頃には、串ものはほとんど売り切れてしまうので、なかなか串ものにありつくことができない幻の店でもあるのです。今日はまだ2種類残っていてよかったなあ。

 すぐに出されるお通し(サービス)のお新香をつまみに、燗酒(320円)をチビチビとやりながら焼き上がりを待ちます。

 旧東海道沿いの鋭角三角形の土地に建つ「丸富」は、昭和43(1968)年の創業。ご両親が創業したお店を、二代目となる店主夫妻が、美人3姉妹の娘さんたちと共に守るという微笑ましい家族経営。

 店頭ではお持ち帰り用の鰻も売っていて、こちらも人気です。

 「この店ができたのは、私が7歳のときでした。その頃は、この辺にビルなんてなくて、ずらっと平屋ばかりが並んでたんですよ。すぐ近くでザリガニなんかを獲って遊べたんですけどねえ」と焼き台の店主が、昔のこのあたりの様子を教えてくれます。

 待つことしばし。鰻ならではの芳ばしい香りを放ちながら、串焼きが出てきました。きも焼きは、鰻の内臓一式。串焼きはひと口大の蒲焼を串に刺して焼いたものです。カウンター上の山椒の粉をパラリとふっていただくと、お酒が進むこと進むこと。

 燗酒をおかわりすると、大ぶりのロックグラスにたっぷりと注がれる日本酒は、1杯が1.3合ほどとたっぷりです。凍結状態で出される冷酒もまた人気のようです。

 1時間ほど楽しんで、今日のお勘定は1480円。最後にうな丼(1300円~)で締めるお客さんも多いんだそうです。

お店 きも焼きと串焼き 燗酒
暖簾をくぐると、お客さんでいっぱいのカウンター席 きも焼き(左)と串焼き(右)で、スタミナ対策もバッチリ ヤカンから、
たっぷりと注がれる燗酒

【お店情報】
店名: うなぎ「丸富」(まるとみ)
電話: 03-3474-4382
住所: 品川区南品川3-6-2
営業: 11:00-14:00、16:30-19:30(水・土は昼のみ)、日祝休

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


1000円台で楽しむ おとなの居酒屋

うまい肴でぐいっと呑んでも、2000円出せばお釣りがくる。そんな毎日通いたくなる居酒屋を紹介。これを読んだら、すぐ呑みに行こう!

「1000円台で楽しむ おとなの居酒屋」

⇒バックナンバー一覧