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沿線エリアのパワーバランスが変動?
北陸新幹線開業で明暗分かれる地方経済

2009年7月2日
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北陸新幹線の「長野―金沢開業」で盛り上がる石川・富山両県に対し、長野県の経済団体などは危機感を募らせている。(撮影/shibainu)

 今後数年に渡り、新幹線の開業ラッシュが続くのをご存知だろうか? 不況が続いて官民問わず新規ビジネスが軒並み低調路線を続けるなか、意外にも新幹線は活況を呈しているのだ。

 今後の開業ラッシュの特徴は、日本全国において、これまでの路線が大きく延伸し、しかも乗車時間が格段に短縮されることである。

 たとえば、来年2010年には、現在八戸まで開業している東北新幹線が新青森駅まで全通し、東北各県の県庁所在地が新幹線で結ばれる。それにより、東京―新青森間の所要時間は現状の4時間15分から3時間20分へと、なんと55分も短縮される予定だ(現状の所要時間は「Yahoo! 路線検索」による調査で、乗り換え時間を含まない)。

 また、2011年には現在新八代―鹿児島間が部分開業している九州新幹線において博多―新八代間が開業し、青森―鹿児島までの日本の大動脈が完成することになる。これにより、福岡―鹿児島中央の所要時間は現状の2時間24分から1時間20分へと、1時間4分も短縮される(同)。

 加えてJR東海は、2025年までに東京―名古屋を40分~47分程度で結ぶ「リニア新幹線」の計画も発表している。

 このように、暗いニュースが多いご時勢で、新幹線だけは何かと明るい話題を振りまいている。

 しかし、新幹線の開業は、必ずしも皆に歓迎されているケースばかりではない。実は、立場の違う関係者の間で“悲喜こもごも”の物議を醸しているケースもあるのだ。

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