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寺坂淳の株式天気予報

航空自由化を控えた空運業界はコスト削減が先決

寺坂 淳 [ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ取締役COO兼チーフアナリスト]
【第38回】 2008年8月25日
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先週の総括

 先週の日経平均株価は、週央下落したものの、週末にかけて戻す展開となった。週初は小動きだったが、18日の米国株式市場で金融不安が再燃して急落。日経平均は1万3000円を大きく割り込み、7月18日以来の安値を記録した。

 19日の日銀政策委員会・金融政策決定会合で景気の現状に対する判断が下方修正されたが、市場では織り込み済みで、特に材料視されなかった。アジア株の下落なども嫌気され、週末にかけて薄商いの中4日連続安となり、結局前週末比2.7%安い1万2666円で取引を終えた。

 規模別には、大型株の調整幅が大きかった。マザーズ指数は前週末比0.7%のプラス、東証2部指数も同0.7%のマイナスだった。業種別には石油、石炭、鉱業、卸売りなどが上昇、一方でゴム製品、海運、証券が下落した。

今週の予報

空運業界:燃油高の影響が深刻で

「雨」→「雨」

雨 雨

 今週の日経平均株価は、もみ合いから弱含みの展開を予想する。第1四半期決算がほぼ終了したが、前年同期比で10%超の減益となったようだ。中間期または通期業績予想を下方修正する企業も散見され、通期の減益幅は拡大する見込み。原油相場が急落しているが、これは米国経済の減速を織り込み始めたものであり、日本企業にとって決して良い内容ではない。

 為替が110円近くまで円安になり、原油相場が急落しても日経平均が1万3000円台前半から抜け出せないようでは、地合いは弱いと言わざるをえないだろう。

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寺坂 淳 [ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ取締役COO兼チーフアナリスト]

1963年鳥取市生まれ。1987年上智大学法学部国際関係法学科卒業、住友銀行(現三井住友銀行)入行。1990年住銀バンカース投資顧問(現大和住銀投信投資顧問)へ出向。ファンドマネージャー兼アナリストとして運用業務を開始。1999年トヨタアセットマネジメントへ転職、シニアファンドマネージャーとして年金運用に携わった後、現職。


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