男のスメルマネジメント
オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
【第26回】 2013年6月10日
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笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

満員電車で“臭いおじさん”になってない?
夏にあなたを臭わせる意外な原因とは

 つい先日、すごく悩んだ末、親しい人に“ある告白”をした。

 「最近、臭いが少し気になる時があるかもしれない」

 あるかもしれない…。なんて日本人的な遠回しな言い方だろうと思うものの、こうした話題はズバッと言いにくい。

 同じようなことでいうと、「鼻毛出ているよ」も言いにくいが、それはカットすれば良いだけなので、その場は気まずいし、気恥ずかしいものの、長引く問題にはならないだろう。でも、臭う、となれば話は別。もし“加齢臭”であれば、すぐに解決できるようなことでもないので、ただいたずらに傷つけてはいけない、と思い、伝えるべきかどうか悩んでいた。

 だけれど、本人が「昨日飲みすぎちゃった」という翌日くらいにしか臭わないことが発覚したので、これは根深くないタイプのものだと思い、おもいきって口にしてみた。もちろん、パートナーや同居している人がいるのであれば、余計なお世話だと思って言わない。ただ独り身だと指摘されにくいことである上に、仕事において「清潔感」というのは大事なパーツなので、気づいて言わないよりは言った方がいい…と考えて踏み込んでみた次第だった。

夏バテ対策の「肉」が
あなたを臭わせていた!?

 毎年、夏を迎えるこの時期になると、女性のダイエット相談が増えるように、男性の汗や臭いの相談が増えてくる。臭いの原因となるものの正体は年中変わらないはずなのだが、汗をかくようになると、いつもだったら近い距離にいないとわからないレベルの臭いが、少しずつ“目立つ”ようになる…ということだろうか。加齢臭も含め、臭い対策の基本的な食生活については、ぜひ過去の記事(『あなたを精神的にへこませる「加齢臭」から解放される食生活とは』)も参考にしていただきたい。

 そもそも、汗というものは、体の表面に存在するエクリン腺とアポクリン腺という汗腺から出ている。エクリン腺は全身にあるが、その汗の成分の99%は水分なので、サラっとしていて、あまり臭うようなものでない。問題なのは、ワキの下や性器、肛門周辺などの一部に存在するアポクリン腺の方だ。ここから出る汗は、糖質、脂質、アンモニアなどの成分を含み、若干粘り気すらある。ほとんどが水分のエクリン腺からの汗と違い、栄養分が豊富なため、皮膚の常在菌が繁殖しやすく、臭いのもととなるのだ。


SPECIAL TOPICS

笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]

東京都生まれ。聖心女子大学文学部哲学科を卒業後、栄養士免許取得。現在、栄養士、食事カウンセラー、フードアナリストとして活躍中。都内心療内科クリニック併設の研究所での食事カウンセリングやセミナーなどで、これまでに携わった8000通り以上の食事記録をもとに食事指導を行っている。また、“食卓に笑顔を”の願いのもと、『Smile table』を主宰し、ビジネスマン向けに企業内研修、カウンセリングをするほか、ワークショップなども実施している。最新の情報などはこちらへ。
著書には『甘い物は脳に悪い』『成功する人は生姜焼き定食が好きだ』がある。
文化放送「オトナカレッジ・健康学科」に隔週木曜日出演中。詳しくはこちらから→オトナカレッジHP
ポッドキャスト「オトナカレッジ・聴く図書館」でも聴けます。番組紹介動画はこちら

 


オトコを上げる食事塾 笠井奈津子

男も35歳を過ぎれば、体のあらゆるところにガタがくるもの。昨日の酒がなかなか抜けない、太りやすくなった、集中力が続かない、髪の毛がよく抜ける…。そんな症状を食事で改善できるとしたら?経営者や管理職セミナー、企業研修で多くの男性ビジネスパーソンの食事を指導している栄養士・食事カウンセラーの笠井奈津子氏がデキる&モテるビジネスパーソンになるための食事のルールをご紹介。健康的で若々しい体は食事からつくっていきましょう。

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