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美人のもと

携帯電話への愛情の注ぎ過ぎに、ご注意

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第22回】 2009年4月20日
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*携帯電話

 携帯電話は街の風景も変えた。かつて電話しながら歩く人がいれば、かなり注目を集めていた。それが今では当たり前。駅のホームで電車を待つ人の中に携帯電話を見つめている人はかなりいる。

 その電話機だが、持つ人をあらわしているように思う。古い型を大切に使う人、とにかく最新が好きな人、それだけでも人があらわれている。色や形の好みでも表れる。

 「美人の持つ携帯電話は実に美しい。」と書きたいところだが、そうでもないようだ。美人たるもの持つ電話もきれいであってほしいのだが、ピカピカに磨いてあったりすることはない。

 電話の内容には真剣になるのだが、電話機はどうでもいいと思っている人が多い。モノを大切にしないわけではないのだが、機械に関心が薄いのだ。電話機のお手入れをする時間があるのなら、お肌のお手入れをする。例えば、テレビのリモコンを毎日磨いたり、リモコンにアクセサリーをつけたりする人はまずいない。電話機だけを特別扱いする気がないわけだ。

 いろんなものを貼ったり、ストラップをたくさんつけたり、過剰なデコレーションはしないし、突然最新ヒット曲がなり始めたりすることもない。 

 とはいえ別に汚いわけではない。むしろ過剰なデコレーションをされた電話機のほうが汚れていることが多く、その持ち主を見ると、「美人のもと」が減っている場合が多い。

 どうやら携帯電話機というものは、「美人のもと」には悪いようだ。電話機に必要以上に関わっていると、「美人のもと」を減らすのではないだろうか。 

 そもそも携帯電話を使っている姿は美しくないことが多い。携帯電話で話しながら歩いて、人の流れが読めずに他人に迷惑をかける人がいたり、メールを読んだり打ったりしているとついつい猫背になってしまう人がいたり、どうも「美人のもと」が失われていく瞬間に見えてしまうことばかりだ。電話に入り込みすぎて周りが見えなくなっている。美人は周囲との調和をいつも気にしているものだ。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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