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金融市場異論百出

中央銀行が説明に四苦八苦
資産膨張と金融緩和の微妙

2009年5月14日
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 昨年9月のリーマン・ブラザーズの破綻以降、FRBとイングランド銀行(BOE)の資産総額は空前の急膨張を見せた。昨年8月末近辺の資産総額に対し、4月下旬のそれは、FRBは2.4倍、BOEは2.1倍だ。

 一方、欧州中央銀行(ECB)と日銀の資産総額の拡大は、同期間において、それぞれ1.3倍、1.1倍にとどまっている。

 では、中央銀行の資産が激しく膨張した国のほうが金融緩和が進んでいるかというと、単純にそうはいえない難しさがある。

 4月24日時点のLIBOR(ロンドン銀行間オファー金利)の3ヵ月物金利を通貨別に低い順に並べると、円、ドル、ユーロ、ポンドの順になる。

 6ヵ月物以上では円、ユーロ、ドル、ポンドの順だ。1年物の場合、円0.91%、ユーロ1.76%、ドル1.93%、ポンド1.95%だった。

 FRBはリーマンショック後に金融市場で発生した悪夢のようなデレバレッジ(レバレッジを縮小させる動き)のスピードを和らげるため、貸し出しや証券購入を増額して自身の資産規模を急激に膨張させた。BOEも同様である。

 一方、日銀の資産の膨張幅は小さいが、上述のように円の短期金利は主要通貨間で最も低い。ユーロの金利は6ヵ月物以上の長さになると、ドル、ポンドよりも低い。

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