これが、外資系コンサルのテクニック！
「イヤな上司」を操る技術

「相手が何を望んでいるか」を
しっかりおさえる

 そのためには、相手が望んでいることを最初に理解することが重要です。「懐に飛び込んで相手の置かれた状況を知る」というイメージであり、信頼関係を築くことが重要です。相手の利害を知り、こちらに協力する利益・必要性を認識させて、気持ちよく協力を促すことが「人を動かす仕事」なのです。これこそが、人を動かす、一番大切なコツです。

 人を動かす仕事は会議の中で行われることが多く、複数人の利害を調整することが求められるので、簡単には解決しません。ゆえに、これまで連載で扱ってきた「聴く」「伝える」「段取り」の中で最も難易度が高いと言えるでしょう。

 前々回の記事で「伝える」についてお話ししました。これは、自分の考えていることを正確に相手へ伝えるための考え方でした。しかし、こちらの意図を理解した上で、それでも協力してくれない人たちがいます。あなたのまわりにも、打ち合わせでは何も言わなかったのに、「実はちょっと違うと思っている」なんて後から不満をうそぶく人はいませんか？

 そういう人たちから協力を得るためには、会議の中だけでなく、始まる前の事前調整、終わった後の議事録作成や個別フォローなどの働きかけも必要になります。ビジネス・プロフェッショナルでもしばしば苦戦する会議のノウハウを含め、人を動かすための具体的なテクニックについては、次回以降の連載でとり扱います。

（次回掲載は、6月25日の予定です）

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◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『外資系コンサルの仕事を片づける技術』

価格：1470円（税込）    ページ数：256、2色刷 ISBN：978-4-478-02220-7

「膨大な仕事量を、いかに効率よく、質を落とさずやるか」。現役の外資系コンサルがやっている、仕事をサクサク片づける方法、公開！

 速くて質の高い仕事をするコツは、たった1つ。
それは、”仕事を「小分け」にして、「カタ」にはめる”ことです。このメソッドを具体的にいえば、

（1）仕事を切りの良い単位で、小分けにする
（2）小分けにした後は、やるべきことに注力して効率的に行う

ということです。
「仕事を一気にまとめて行うのではなく、やるべきことを分解し、1つずつしっかり処理していく」というイメージです。

 これこそが、膨大な仕事量をこなし、かつ質の高いアウトプットを求められる外資系コンサルのルールなのです。上記に加えて、本書では、仕事そのものの質・スピードをアップさせるための4つのスキル、「聴く」「伝える」「段取る」「動かす」も徹底解説いたします。

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あの伝説の営業マン川田修氏がついに登壇！
『トップ営業マンだけが実践している、
           お客さまの心をつかむ方法』
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日 時：2013年7月2日（火）19時～20時30分（開場18時30分）
主 催：ダイヤモンド社
会 場：東京 白金台 八芳園 チャットの間
参加費：一般10,000円（ダイヤモンド会員8,000円）
※ダイヤモンド会員には、ダイヤモンド社発行雑誌定期購読者様、
ダイヤモンド・オンライン会員様、ダイヤモンド愛読者クラブ会員様
を含みます。
講 師：川田修氏（著者）

参加特典：新刊『僕は明日もお客さまに会いに行く。』著者サイン本1冊進呈
参加定員：100名予定
お問い合わせ先：ダイヤモンド著者セミナー事務局（担当:中島）
電話03-5778-7294
E-mail:pbseminar@diamond.co.jp

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