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「俺は刑務所に来たんじゃない!」
と言ってトンデモ県議は激怒したが、ブログは炎上

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第35回】 2013年6月22日
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 サッカー日本代表が五大会連続のW杯出場を決めたのは今月四日のこと。

 体調不良な私は病院で検査なんてものを受けていて、帰宅してテレビをつけたら本田選手がちょうどPKを蹴るところだった。だから、かろうじて歓喜の瞬間をテレビ画面で見ることだけはできた。

 という書き出しが前回と全く同じでも気づく人はほとんどいないだろうから何もなかったような顔で話を進めるが、私は、病院で検査を受けてきた。病院である。英語で言えばホスピタルである。

 病院と言えば、学生のころ、私はイギリスのバーミンガムという街の大学で少し学び、二〇代の後半にはオーストラリアに渡り、特派員のようなことをしていた。その、バーミンガムとオーストラリアに共通しているのは、英語の発音だ。

 発音記号で言うところの“ei”と“ai”が逆になるのである。

 だから、数字の「8」は、エイトではなく“アイト”と発音し、makeは“マイク”になり、todayは“トゥダイ”と言う。だから、一週間はマンダイ、チューズダイ、ウェンズダイ……、になる。

 また、オージーたちが挨拶代わりに使う表現はGoodday mate.だが、これが“グッダイ・マイト”に聞こえ、やるじゃねえか、という意味のGood on you!は、グドンニャと聞こえる。うんと辺鄙なところで私たちがアメリカ英語で発音すると、お年寄りから、あんた訛ってるね、と言われたりもする。

 すっかり馴染んだオージーイングリッシュを、今度はアメリカに行って使うと、やっぱり、あんた訛ってるね、と言われる。私は、南部出身のアメリカ人に言われたことがある。

 ちょっと面白いのだ、オージーイングリッシュは――、と言うと方言をばかにしたようになるからやめて、いい歳をしてバンドなんかやっている私は、メンバーにサックスプレーヤーがいるので、レパートリーにメン・アットワークなどを入れている。

 オーストラリア出身のバンドは、ボーカルもやっぱりオージー発音だ。八〇年代に青春時代を過ごしたアラフィフには懐かしの『ノックは夜中に』とか『ダウンアンダー』『オーバーキル』だよ。ホール&オーツもやるよ。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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