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【第132回】 2013年6月26日
著者・コラム紹介
岡 徳之

ビジネスパーソンのスマホ料金は
「050」電話の利用で削ることができるか

 少しでも携帯電話料金を安くしたいというビジネスパーソンや企業が増えるなか、通話料金が安くなると言われる「IP電話」をスマートフォン(以下スマホ)上で利用するサービスが盛り上がりを見せている。

 そもそもIP電話とは、インターネット網を利用して通話を行う電話のことで、最近見かけることの多くなった「050」や特定の市外局番から始まる番号のサービスがある。通信のため、何時間しゃべっても、携帯電話会社に支払う「通話料」には含まれない。

携帯キャリアのLTE対応料金には
他社への無料通話を含んだプランがない

 IP電話への需要が高まる背景には、スマホの高い通話料金、そして「LTE」と呼ばれる高速通信網の普及がある。

 携帯各社のLTE対応スマホ向けの料金プランは、従来の携帯電話(ガラケー、またはフィーチャーフォンと呼ばれる)時代の料金プランと異なり、通話料は30秒あたり21円などの固定料金となっており、従来のように基本料金が高い代わりに通話料が安いプランは存在しない。

 さらに、LTEスマホには無料通話分もない。同一携帯会社向けの無料オプションや、他社や固定回線への通話が半額になるオプション(いずれも定額の追加料金が必要)などがあるのみだ。

 仕事で携帯を使う場合、相手が他社の携帯でも、固定電話でも電話をかけなければいけないから、上記のような割引プランを使っても実質的には無料にならない通話が多くなる。その結果、「月々の支払いが増えた」という人が増えているのだ。

 一方で、IP電話については追い風の状況もある。各携帯電話会社とも設備投資を加速しており、LTEのエリアは急拡大しているため、スマホ上でIP電話を利用しやすくなっている。一世代前の通信網3Gでは、インターネット(パケット通信)を利用したIP電話サービスに品質で不安な場合があったが、LTEの普及によりこの問題も解決されつつある。

 こうした背景から、一般消費者だけでなく、ビジネスユースとしてもスマホ向けのIP電話への需要が高まっていると言われている。

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おか・のりゆき

「マイナビニュース」「J-CAST」など、主にウェブ媒体での執筆活動を行ない、IT業界全体を俯瞰するマ クロな視点とウェブ技術に特化したミクロな視点で、業界を定点観測している。デジタルネイティブ世代とロスジェネ世代の中間層(1986年1月生まれ)。PRエージェンシー勤務を経 て、2011年より企業広報・ソフトウェア開発を専門とした株式会社tadashikuを立ち上げる。国内大手BtoCブランドのPR業 務に従事し、国際的な広告賞を受賞したデジタルクリ エイティブキャンペーンにも携わった。


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