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美人のもと

美人は「コーヒー」をおいしそうに飲む

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第21回】 2009年3月26日
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*コーヒー

 少し前と比べると、コーヒー好きの女性は増えたように思う。コーヒーか紅茶を選ぶ場面でも紅茶が人気ものだった。

 古いドラマでの初めてのデートの場面。男が女を家まで送る。家の前でさよならを言わなければならない。しかし、2人はまだ一緒にいたい。そんな時、女が「コーヒーでも飲んでいく?」などと聞く。

 本当はコーヒーなどどうでもいいのだが。そして、ドラマではあるのかもしれないが、実際は家にコーヒーがない場合がほとんどであった。

 喫茶店でコーヒーを残す女性も多くいた。特にデートの女性。たぶん男性がコーヒーを注文し、なんとなく「私も」と言ってしまった。そこで気づく。「私ってコーヒー好きだっけ?」。飲んでみる。苦いだけだ。ミルクティがよかった。

 ところが、おしゃれなカフェが街に増え、コーヒーを楽しめる場も増えた。自然とコーヒーに接する機会も増え、苦いとだけ思っていたコーヒーも飲み慣れてきて、おいしく思える人が増えた。コーヒーを飲む時間を楽しんでいる。

 問題はコーヒーの飲み方だ。コーヒーをきれいに飲む人はまだ少ない。美人は上手だ。何が上手かと言えば目線である。

 美人はコーヒーを飲む瞬間の目線が程よい。近すぎず、遠すぎず。つまり、カップの中を見るようにしながら飲んだり、意味無く遠いところを見たりしない。テーブルやや前方を見ながら飲む。おいしそうにちょっとうなずく感じである。

 近すぎる目線の人はなぜか鼻の穴がふくらみ、びっくりしたような顔になっている。遠くは自然と顎が上がりいやいや飲んでいるようだ。おいしくないのか。そして、目線が下手な人は、ズルズルと音が出ていることが多い。コーヒーはすすらないようにしたい。

 さらに姿勢。まっすぐ向き合って背筋が伸びているととても美しく見える。しかし、猫背になる人が多い。カップを口元まで持ってくるのが面倒なのだろうか。なぜか猫背飲みはカラダがテーブルに対して斜めであることが多い。それでは「美人のもと」は消えていく。だが、それも目線を意識するだけで修正される。

 目線正しく、おいしくいただく。すると「美人のもと」は増えるはずである。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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