フェイスブックで「いいね!」が増える方法

自分を世の中にどう伝えていくかが<br />重要なこと、みんな肌で感じ始めてきてる<br />【しずる村上×佐々木圭一】(前編)

村上 実際、普通の会社員の人でも、つぶやいたことがいろんな人に伝わって刺さったときには、リツイートで回ってきますもんね。100人単位、200人単位で。
 そうなってくると、会社とか、仕事とか、職種とか、みんな違うけど、根本でいうところの、その人の伝え方というのが、ものすごく大事になってくると思うんですよ。だから、『伝え方が9割』という本が支持されているんだと思う。

佐々木 自分が生きるため、とか、将来のため、ということもあるんですが、単純に、たとえばツイッターでフォロワーが増えたほうがうれしい。フェイスブックでも、書いたときに「いいね!」が押される数が多ければ多いほどうれしい。そういうこともあると思うんですね。
「いいね!」は、なかなか増えてくれないじゃないですか。

村上 そうですね。

佐々木 どうすれば「いいね!」が増えますか、なんてストレートに聞かれることもあるんですが、それこそ伝わる技術というものがあると思うんです。どうすれば、それがツイッターやフェイスブックに転じられるのか、というのが、考え方として最もわかりやすいところかもしれないですね。

村上 フェイスブックも加速している感じはありますよね。

佐々木 ちょっと前まで都市部しか使っていなかったのに、今は相当な人数の人が使うようになってきている。

村上 やっているのが当たり前になってきて、競争をしているわけではないけれど、やっぱり同じコミュニティの中にいろんな人がいますから、「いいね!」を押される回数も埋もれていくじゃないですか。いろんな情報発信がそこにはあるわけで。
 もちろん、人によってフェイスブックをやる目的は違うと思うんですが、やっぱりもう単なる日記じゃないですものね。フェイスブックである以上は、外に向けられていますから。

佐々木 誰かに読んでもらっている、ということですからね。単なる日記だったら、誰にも読まれない。自分のためにフェイスブックをやっている、という人もいるみたいですけど、結局、人は見ているわけで。

村上 勝手に「いいね!」を押されてしまう。

佐々木 コメントもつくから、なるべくうれしいことを書いたほうがいいな、とか考えますよね。読み手のことを意識するようになる。そうなったら、伝え方を知っているかどうか、というのは、とても重要なことになると思うわけです。