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新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

皆さまのNHKが提訴された理由
オーディエンスのケアをネグレクトでトラブル……?

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第37回】 2013年7月6日
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 じぇじぇじぇを見ている。

 正しくは、連続テレビ小説『あまちゃん』を見ている。が、本当は見ていなくて、毎朝録画だけしている。だから、実はどんな物語なのかをまだ知らない。海女さんと甘ちゃんとアマチュアを引っかけたタイトルらしいことは知っているが。

 私は基本的に、ニュースとスポーツと気まぐれで見る番組以外は、ほとんど録画に頼っている。一クールを通して見たいドラマなどは、全話を録画し、時間ができたときに一息に見る。

 という性分なので、たとえば新聞小説でも、好きな作家さんが連載を始めれば、最初の一〇回二〇回くらいまでは目を通すのだが、そのうち翌日の展開が気になり、どうにも落ち着かなくなってくる。週刊誌の連載小説も同様で、文芸誌(月刊)などはもう耐えられなくなる。

 なものだから、連載小説は単行本化されるまで読まないことにしている。

 堪え性がないと言うのか、ひとつのことが気になると他が手につかなくなる性分らしく……、おそらくは何らかの病気なのだろう。〆切が重なったときも、器用な人は同時進行で書けるらしいのだが私にはそれができず、一本を完全に書き終えてからでないと、もう一本の原稿に取りかかることができない。

 むかし、女優の大竹しのぶさんがテレビで語ったところでは、お風呂に水を張る際、彼女は水が溜まるまでずっと佇んで見ていると話していた。洗濯も、洗濯機の攪拌が終わるまでじぃ~っと見つめていたのだとか。

 私も、そうだった。似たような人がいたらお友だちになりたい。最近は何もかも全自動になったが、カレーや煮物などの最後の煮込みでは、いまだに二〇分も三〇分も台所で弱火の火を眺め、気がつけば、食洗機の全行程を眺めていたりもする。

 という困った性癖があるものだから、テレビドラマも全話録画して“まとめ見”をしないと気が済まないのである。大河ドラマもそうやっているから、とってもたいへん。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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