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7月8日 17時0分
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今年は夏場に雇用が減速せず〜金融緩和の景気刺激効果〜 - マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部「米経済の「今」を読む -経済指標動向-」

非農業部門雇用者数 6月 +19.5万人、 市場予想 +16.5万人、 前月 +19.5万人 (改定)
失業率 6月 7.6%、 市場予想 7.5%、 前月 7.6%

先週末判明した6月の米雇用統計において、非農業部門雇用者数(NFP)は前月から19.5万人増加、+16.5万人の市場予想をやや上回った。更に前月5月分もほぼ+20万人に上方修正され、2013年初から雇用は約20万人のペースで順調に増えていることが示された。

米国では春先から、国内の増税や新興国の不調に起因する景気減速圧力が強まっており、例えばISM製造業景況指数が一時50割れまで悪化していた。つまり、2012年までと同様に年央にかけて景気減速に見舞われるパターンが繰り返される兆候があった。ただ、昨年までのFRBによる金融緩和の効果が本格化し、米国内の住宅や消費などの支出がしっかりと伸びた。この結果、いくつかのショックが吸収され、今年は夏場を迎えても雇用が底堅く伸び続けている(グラフ参照)。



業種別雇用動向をみると、輸出停滞を背景に製造業の雇用は6月も減少、建設業雇用もプラスとなったがごく僅か。その一方、小売、レストランなどの消費関連セクターを中心にサービス業の雇用が約20万人増え、先月までと同様サービス雇用の伸びが労働市場全体を牽引している。また、政府部門でも雇用減少は続いている(5千人減少)。

また、6月失業率は7.6%と前月から変わらなかった。3〜6月まで失業率はほぼ横ばいで推移しており、一見労働市場回復が停滞しているようにみえるが、実際には雇用者はしっかり増えている。それでも失業率が横ばいであるのは、雇用が増えるのと同時に、昨年まで職に就くのを諦めていたヒトが求職者として労働市場に戻っているためである。これまでどおり、20万人前後の雇用の伸びが続いても、失業率は大きく低下しないため、FRBが目指す失業率実現にはまだ時間がかかる。

消費・住宅市場の復調を背景に、労働市場の回復が途絶えないのは、2013年になって多少の内外のショックでは簡単に米国景気が崩れなくなったことを示している。6月半ばのFOMCで成長率予想が上方修正され、そしてバーナンキ議長が量的緩和縮小のスケジュールを示した最大の理由は、次期議長を睨んだ思惑というより、米国の国内需要の回復が底堅いという自信・判断があったのだろう。

最近の雇用統計など米国の経済指標の回復は、こうしたバーナンキ議長の自信を更に裏付けた。だから、米国の株式市場は、雇用回復を示す経済指標に素直に株高で反応するようになっているのである。



マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

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(マネックス証券)


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