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日本の大学スポーツは実力世界ナンバー2
誇れるレベルにあるのに、なぜ報道が少ないのか

相沢光一 [スポーツライター]
【第260回】 2013年7月16日
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 2年おきに開催される「大学生のオリンピック」夏季ユニバーシアードが現在、ロシア連邦西部にあるタタールスタン共和国の首都カザンで行われている(会期7月6日~17日)。

 大会への出場資格は大学または大学院に在学中か、その前年に大学・大学院を卒業した者で年齢は17歳以上28歳未満。立場はプロでもアマチュアでもOKだ。

 このユニバーシアードでの日本選手団の実力はなかなかのものなのである。前回の中国・深センで行われた大会で日本は金23、銀26、銅38の計87個のメダルを獲得。メダル総数では中国、ロシアに次いで3位に入った。

世界に誇れる
日本の大学アスリートの実力

 今大会も日本選手団は大健闘を見せている。14日現在の各国メダル獲得数を見ると、1位は開催国ロシアで金102、銀55、銅48の計205個。これは別格といっていい強さなのだが、日本は金19、銀20、銅23の計62個で、ロシアに次いで堂々の2位である。ちなみに3位は中国で金16、銀22、銅12の計50個、以下4位韓国(金15、計31個)、5位ウクライナ(金11、計55個)、6位アメリカ(金7、計27個)と続く。日本は金メダル数でも総メダル数でも2位にいるわけで、「大学生の」アスリートの実力は世界に誇れるレベルにあるのである。

 日本のスポーツファン、いや一般人にとってもうれしい状況であり、元気が出るニュースのはずだ。ところがテレビや新聞はあまり熱心に取り上げない。これまで比較的大きく報じられたのは陸上男子100mで日本のホープ山縣亮太(慶大)が10秒21で2位に入ったことくらい。これは飯島秀雄(65年・金)、江里口匡史(09年・銅)に続く3人目の快挙だったからだ。それ以外はテレビはNHKのニュース番組でメダルを獲った選手をチラッと紹介する程度、新聞もスポーツ面の片隅に結果が載るくらいである。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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