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週刊・上杉隆

日本スポーツ界の“至宝”、石川遼の可能性に注目する

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第65回】 2009年2月12日
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 昨年末から、石川遼を追い続けている。

 アラフォーの元ジュニアゴルファーの筆者が、17歳の高校生を追いかけることになったのは、月刊誌『チョイス』(ゴルフダイジェスト社)の取材がきっかけだ。

 埼玉、茨城、東京と、彼の現れる場所には可能な限り駆けつけるようにした。そして、きのう(2月10日)も、栃木県・鬼怒川高原でのスキー合宿に、彼の姿を追いかけた。

 いつもは『チョイス』の取材だが、今回はABC(朝日放送)の単独インタビューのための冬山登山であった。

 「あはは。ぼく、嘘つけないタイプなんです。嘘つくとすぐに顔に出てしまうんで、だから演技なんて絶対に無理です」

 世の母親たちの多くは、「いつか、我が子を『遼くん』に」と夢見ている。その礼儀正しさ、他者への心遣いを忘れない話しぶり、爽やか笑顔、そして何より、天才的なゴルフっぷり――。

 石川遼は、間違いなく絵に描いたような素晴らしい青年である。だが、その一方で、あまりの優等生ぶりに、疑いを拭いきれない者がいるのも確かだ。

 そこで、雪山のロッジで、当人に尋ねてみた。その時の回答が、前出のコメントである。

 1年前まで単なるジュニアゴルファーだった彼は、いまや300ヤードのドライバーショットを放ち、賞金総額1億円を稼ぐ日本でもっとも注目されているアスリートのひとりだ。

 日本中のみならず、海外の試合でも、石川は他のどの選手よりも多くのギャラリーを引き連れて、フェアウェイを闊歩している。

 1月、タイ・バンコク郊外のパタヤ・スプリング・ゴルフクラブでもそうだった。欧州・アジア対抗戦の“ザ・ロイヤル・トロフィー”に出場しているその青年を追って、日本から多くのファンがタイにまで押し寄せたのだ。もちろん、筆者もタイに飛んだ。

 「遼くんの魅力は、他人への思いやり。とにかく他人への気の遣い方が高校生とは思えない。ハートが温かい」

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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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