ホスピタリティが
タクシーの価値を変える

 デパートの買い物客、病院の患者、高齢者、外国人、観光客、妊産婦──。それら多様な人々が持つニーズを、国際自動車はさまざまなサービスによって満たしていることがわかる。一方、そういった多様性に対応するサービスの全体を、1つの確かなコンセプトが貫いているのも確かだ。そのコンセプトをひと言で言うならば「ホスピタリティ」ということになるだろう。

 買い物客の高揚する気持ちを持続させ、ドアを開けて患者を車内に安全に招き入れ、観光の快適なインフラを提供し、妊産婦を健やかな出産に導く──。そのすべてを、「送迎」というシンプルな行為の中で実現させているのが国際自動車である。

 その実現を可能にしているのが、顧客への気配りであり、安全・安心を守ろうとする使命感であり、顧客の満足度をどこまでも追求していこうという意志である。ホスピタリティとは、いわばそれらのマインドの総称であると言っていいだろう。

 そう考えれば、タクシーとはまさしくサービス業以外の何ものでもない。しかし、これまでそのことについて真剣に考えられたことがどれだけあっただろうか。国際自動車の取り組みは、従来ほとんど言及されることがなかった「ホスピタリティ産業としてのタクシー」という視点を私たちに提供してくれている。

■第3回は8月26日公開予定です