会社や組織に染まることを恐れよ

実際、エジソンからアインシュタイン、それからスティーブ・ジョブズまで、偉人伝や立志伝中の人物には「変人」と目されても仕方ないようなエピソードがたくさんあります。彼らは独創的な人間だったから、ヘンなことをしていたわけではありません。むしろ反対で、他者とは違った行動パターンを持っていたからこそ、周囲に流されることなく、さまざまな独創をすることができたのです。

 特にわたしが危惧するのが、同質集団に属することのデメリットです。

 同じ会社や同じ大学、あるいは同じ学部や学科にいると、どうしても周囲と同じような生活パターンになり、思考パターンになってしまいます。メーカーらしい発想、大企業的な発想、法学部らしい発想というように、朱に交わって赤くなってしまうのです。

 なんらかの組織に属している人は、自分がどんな集団に所属していて、どんな行動パターンが身についているのかを意識しましょう。そして、周囲との生活・行動パターンを変えていくことにもっと自覚的になるのです。


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