タイ 2013年8月20日

タイに住む日本人からの相談
「アパートの隣人が水を出しっぱなしで浸水。でも本人もアパート側も何もしてくれません」タイ人経理部長ブンが在タイ日本人の質問に答える【ブンに訊け!】

バンコク発ビジネス・生活情報誌『DACO』編集部のタイ人経理部長、ブン(女性)が日タイの架け橋となるべく日本人からの質問に答えます。

読者からの相談:隣人が水を出しっぱなしで浸水 

ブンさん、いつも楽しみにしております。

先週、腑に落ちない事がありました。ちょうど「DACO」を読んでいて、ブンさんの「消費者生活センターに相談できます」の文で、まずブンさんにお伺いしてみようと思いメールさせていただきます。

先日、家に帰ると部屋が浸水していました。アパートの人間に聞くと、自分と同じ階の日本人男性が水を出しっぱなしにして外出したために浸水したとのことです。 床に置いてあるもの、床に接していたカーテン、ベッドカバーなどすべてぐちゃぐちゃで、本や鞄の一部、靴などは使い物になりません(一応写真は撮りました)。

自分の部屋だけでなく、他の住人の部屋も浸水しています。被害届(損害賠償)を出したいと他の部屋のタイ人も言っていますが、原因をつくった肝心の本人が戻ってきていません。

連絡をくれるよう、ドアに張り紙をしましたが、なしのつぶて。アパート側にも勝手に引越しされる前に責任の有無の話し合いをしたいので、連絡先(携帯番号)を教えてくれ、と連絡しても何の返信もありません。

こういった場合、泣き寝入りになるのでしょうか? よろしくご回答いただけると幸いです。(在タイ者)


【ブンからの回答】

なぜ沈黙しているのか

 アパート側が相手の携帯電話番号を教えてくれないのは、個人情報に関わるので、本人の了解を得てからでないと教えられない。だけど、本人に繋がらない(から了解が得られない)ということなのでしょうか?

 今は水もれは止まっているようですから、アパート側はその日本人の部屋に入り、栓を閉めたということでしょう? いずれにせよ、アパート側は合鍵を持っていて、その部屋に入ったはずです。

 そしてもし、その部屋も水浸しになっていたなら、アパート側も本人と連絡を取りたがるはず。アパート側がなしのつぶてということは、水は外部に漏れただけで、その部屋自体には直接のダメージはなかった……のではないでしょうか?

デポジットを確保し部屋を出る

 さて、在タイ者さんの対処法ですが、アパートのスタッフだけでなく、管理者、またはオーナーまで連絡を取るべきです。

 その部屋にある金目のものを売って被害者に渡すとか、次善の策が提示されなければ、そのアパートは出ましょう。

 アパート側には契約時と同じ環境を賃貸者に提供する義務があります。途中解約してもデポジットはまるまる返ってくるはずです。

 この段階で揉めるのであれば「消費者生活センター」に訴えましょう。タイの消費者生活センターは、タイ語で「ソー・コー・ポー」と呼びます(コールセンター 1166)。消費者センターについては、こちらもどうぞ。

 水道料金は、30ユニット(1ユニットは1立方メートル)まではユニットあたり8.5バーツ(約28円)、40ユニットまではユニットあたり10.03バーツ(約33円)。アパート側はそこにサービス料や最低料金を乗せ、およそ月額100バーツ(約3300円)前後を請求します。

 資源を大切に。

キッチンにあるテーブルの一角に、ここ数日いつも水滴が散っていた。 私より早く出かける妻がお茶でもこぼしているのかな、とあまり気にかけていなかったのだが、ある晩、そのことを妻に問うと……。「ひょっとして……」と二人で天井の冷房の排気口を見上げると、水滴が……。3分後、だらだらだらと10分間にわたる大量の水もれ。冷房が故障していたのだ。 立地のいい場所にある新築のコンドミニアムをロシア人女性から賃貸しているのだが、この体たらく。しかもこれは2度目。タイでのコンドミニアムの購入には広い心が必要です。【撮影/「DACO」編集部】

(文・撮影/『DACO』編集部)

 

 


橘玲の書籍&メルマガのご紹介
世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。
経済、社会から国際問題、自己啓発まで、様々な視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。
「世の中の仕組みと人生のデザイン」 詳しくは
こちら!
橘 玲の『世の中の仕組みと人生のデザイン』 『橘玲の中国私論』好評発売中!

バックナンバー

»関連記事一覧を見る

海外投資必勝マニュアル&本

海外投資のノウハウが凝縮! ここで紹介しているコンテンツ、書籍はすべて、ネットから購入が可能です。さらに「海外投資実践マニュアル」は「海外投資を楽しむ会」の会員になれば割引価格で購入可能です。

作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
橘 玲(Tachibana Akira) 作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設メンバーのひとり。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』『(日本人)』(幻冬舎)、『臆病者のための株入門』『亜玖夢博士の経済入門』(文藝春秋)、『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(ダイヤモンド社)など。
橘玲×ZAiONLINE海外投資の歩き方
作家・橘玲がメルマガ配信を開始!
subcolumn下影

ページのトップに戻る

本WEBサイトに掲載している全ての記事およびデータについて、その情報源の正確性・確実性・適時性を保証したものではありません。本サイトの提供情報を利用することで被った被害について、当社および情報提供元は一切の責任を負いませ ん。万一、本サイトの提供情報の内容に誤りがあった場合でも、当社および情報提供元は一切責任を負いません。本サイトからアクセス可能な、第三者が運営するサイトのアドレスおよび掲載内容の正確性についても保証するものではなく、このような第三者サイトの利用による損害について、当社は一切責任を負いません。また、併せて下段の「プライバシーポリシー・著作権」もご確認ください。