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1軍の試合とはひと味違う!
プロ野球2軍戦の楽しみ方

相沢光一 [スポーツライター]
【第264回】 2013年8月13日
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 「虎ファンが嘆く… 高給取りばかりが集まる鳴尾浜」

 先週、こんな見出しの記事がネットでちょっとばかり話題になった。阪神タイガースファン御用達のスポーツ新聞、デイリースポーツが報じたもので、鳴尾浜とは阪神の2軍の本拠地。ここでメジャーから帰った西岡剛内野手(2年総額4億円+出来高)や福留孝介外野手(年俸1億5000万円+出来高)、退団したブラゼル(現・千葉ロッテ)に代わる大砲として獲得したコンラッド内野手(年俸約7000万円)などが調整していて「1軍の戦力になっていない」と虎ファンが嘆いているという内容の記事だ。

主軸や看板選手が
故障や不調で2軍暮らし

 今季の阪神は5位に沈んだ昨季とは打って変わって出だし好調で、前半戦を首位巨人と2.5ゲーム差で折り返した。このまま行けば巨人との優勝争いで盛り上がれると思われたが、後半戦に入ると失速。わずか2週間でゲーム差は8まで広がり、巨人に優勝マジック(37。8月11日現在)の点灯を許してしまった。

 もちろん西岡や福留、コンラッドが1軍でプレーしたからといって勝てるとは限らない。また、仕方のない理由もある。コンラッドは日本の野球に対応できていないのだが、福留は左ヒザを故障、西岡も左ヒザ痛に悩まされリハビリが必要だ。とはいえファン心理からすれば、この大事な時期に大枚はたいて獲得した選手が揃いも揃って1軍離脱。負けが込んでいるのはそれが原因という印象があり、「何やっとんねん」というわけである。

 デイリースポーツがそれを記事にしたのは、そんな歯がゆい思いをしている虎ファンの気持ちを代弁したものだろうが、高給取りが2軍でくすぶっているのは阪神に限らない。

 たとえば阪神ファンからすれば宿敵の巨人。小笠原道大や谷佳知といったかつての主軸や、野手では亀井善行、松本哲也、脇谷亮太、投手ではホールトン、宮國椋丞ら1軍実績のある選手が現在2軍にいる。それでも首位を独走しているのは、選手層の厚さがケタ違いということか。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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