奇策は講じない。
普通の会話で心をつかむのが
ツイッター広告の成功法則

フォロワーが集まらない
本当の理由は？

 だが、「アカウントを開いてはみたものの、1年たってもフォロワーが数百人程度しか集まらないとか、情報発信してもまったく反応が得られないといった悩みを抱える法人ユーザーも少なくないようです」と語るのは、Twitter Japan セールスマーケティングマネージャーの小林哲男氏だ。

「フォロワーが集まらないのは、自分たちの会社や商品、サービスに興味が持たれていないからだと諦めてしまっている企業もあるようですが、むしろアカウントの存在に対するアピール不足が災いして、見逃されているケースが少なくないのです」と同氏は説明する。

 こうした課題を克服した一例が、日興アセットマネジメントの取り組みだ。

「当初は100人程度のフォロワーしか集まらず、金融の話題は難しいというイメージがあるなどと分析されたようですが、当社が提供するツイッター広告支援サービス『プロモアカウント』を利用したところ、短期間のうちにフォロワー数が一気に4000人にまで増えたのです」（小林氏）

「プロモアカウント」とは、ツイッターの広告支援サービス「プロモ商品」の一つ。ツイッターユーザーの興味や関心を分析し、ターゲットとなり得るユーザーの画面の「おすすめユーザー」（フォロー候補）欄に、広告主を最優先で掲載するサービスだ。

 単にアカウントの注目度が高まってフォロワー数が急増するだけでなく、広告主が発信する話題に高い興味関心を持つ個人ユーザーだけが厳選されるので、フォローが長く持続し、情報がリツイートされて拡散するチャンスも高まりやすい。

 また、「プロモアカウント」はユーザーにフォローされたときにのみ課金が発生する成果報酬型なので、コスト面でも合理的といえる。