「No Guess(ノーゲス)」の法則を
頭に叩き込む!

 2つの事例をご紹介させていただきましたが、あなたのまわりでも似たようなことが起きていないでしょうか?いずれも、主観的な推測が原因になっています。

 外資系企業では「No Guess(ノーゲス)」という言葉を使って、「推測でものを語らずに事実だけを見つめろ」と戒められることがあります。事実情報の不足が思い込みによる勘違いを助長し、コミュニケーション齟齬が引き起こされるのです。

 私は、相手の発言に推測が含まれている場合には、「その情報に根拠はありますか」と速やかに尋ねることにしています。

 時間がたってしまうと発言者も記憶があいまいになってしまうため、確認するなら、思いついたそのタイミングがベストです。判断するために必要な情報が不足しているなら、それを推測で補うのではなく、まずは情報元に事実を確認しましょう。

(次回掲載は、現在未定です)


◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『外資系コンサルの仕事を片づける技術』

【実話】「たぶん」「おそらく」が悲劇を生んだ!<br />「推測でものを語らず、事実だけを見つめろ」。価格:1470円(税込)
ページ数:256、2色刷 ISBN:978-4-478-02220-7

「膨大な仕事量を、いかに効率よく、質を落とさずやるか」。現役の外資系コンサルがやっている、仕事をサクサク片づける方法、公開!

 速くて質の高い仕事をするコツは、たった1つ。
それは、”仕事を「小分け」にして、「カタ」にはめる”ことです。このメソッドを具体的にいえば、

(1)仕事を切りの良い単位で、小分けにする
(2)小分けにした後は、やるべきことに注力して効率的に行う

ということです。
「仕事を一気にまとめて行うのではなく、やるべきことを分解し、1つずつしっかり処理していく」というイメージです。

 これこそが、膨大な仕事量をこなし、かつ質の高いアウトプットを求められる外資系コンサルのルールなのです。上記に加えて、本書では、仕事そのものの質・スピードをアップさせるための4つのスキル、「聴く」「伝える」「段取る」「動かす」も徹底解説いたします。

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