現場で起こっているのは
コミュニケーション不全

  統計学やビッグデータの有用性が注目される今、ビッグデータを分析・活用する専門家として「データ・サイエンティスト」という新しい職業が注目を集めていると聞きました。

  データを扱い、チームの勝利というミッションのために日々試行錯誤を続ける私のところにも、さまざまなビジネス関係のメディアの方が取材に来ました。

  バレーボールの話がビジネスパーソンの皆さんのお役に立つものだろうかと、最初は戸惑いもありましたが、実際にデータを現場でどう活かして勝利をつかむか、ビジネスパーソンの皆さんも私たちと同じく、悩んでいることを知りました。

  営業現場全員にタブレットを配れば成績が上がると思っている経営者や、美しく整ったデータベースがあれば顧客をつかめると信じているシステム部門など。とにかくデータは万能薬だと信じている人もいるようです。

  こんな具合に、ビジネスの現場にも、データそのものに対する誤解があるようです。

  また、データ以前の話として、現場とのコミュニケーション不全があることも知りました。