業績だけではなく、
行動力、アイデア、やる気を評価する

”自分は常に、成績優秀でなければならない”<br />【実話】エリート営業マンを襲った悲劇浅井浩一(あさい・こういち)

大学卒業後、JT(日本たばこ産業)に就職。「勤務地域限定」の地方採用として入社。「どんなにがんばっても偉くなれない立場」から、キャリアをスタートさせる。営業経験がまったくない中で、全国最年少所長に抜擢され、リーダーとしての一歩を踏み出す。
「自分にできることを一生懸命やる」「部下を信頼し頼る」をモットーに、自ら自転車で販売店をまわり、部下と共に汗をかくひたむきさに、「こんな素人の若造に、何ができるんだ! 」と疑念を抱いていた部下たちも信頼を寄せるようになり、営業所の業績も急上昇していく。
職場再建のプロと呼ばれ、次々と任された組織を活性化させ、歴代最年少の支店長に大抜擢。31支店中25位より上位の成績をとったことがない高崎支店を2年連続で日本一に導く。

「業績だけではなく、行動力、アイデア、やる気を評価する」。

 こうしたとり組みこそが、強いチームを作っていくと、私は思っております。そして、このようなチームを作ることこそが、リーダーにとっての「優秀さ」なのです(この具体的な方法論については、連載の中で別途ご紹介させていただきます)。

 誤解のないように言っておきますが、高い業績を叩き出すのは確かに素晴らしいことです。

 しかし、本当に評価すべきは、その行動力、アイデア、努力、やる気だということを肝に銘じておいて下さい。

 リーダーとなったなら、ぜひこの部分を慎重に見極めて欲しいと思います。

 自分のノウハウを周囲にシェアできるのも優秀さですし、チームのメンバーが困っているときに、率先してサポートできるのも紛れもなく優秀さです。

「何をもって優秀とするのか」。今一度よく考えてみて下さい。
 

 

(次回掲載は、9月3日予定です)


◆ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ◆

『はじめてリーダーになる君へ』
全国書店にて、好評発売中!!!

”自分は常に、成績優秀でなければならない”<br />【実話】エリート営業マンを襲った悲劇  価格:1575円(税込)
  ページ数:256、1色刷
 ISBN:978-4-478-02308-2

 本書は、「リーダーを任されたけど、どうしていいかわからない」「思うように部下が動いてくれなくて、困っている」、そんな悩みを持つ、若いリーダーに向けたものです。

 著者の浅井氏は、JT(日本たばこ産業)に地方採用として入社。きめ細かなコミュニケーションを通じた働きぶりを買われ、本社勤務に。その後、営業経験がまったくない中で、全国最年少所長に抜擢され、リーダーとしての一歩を踏み出します。

 いわば、営業経験ゼロで、はじめてリーダーになったわけですが、営業所の業績は急上昇。その勢いは衰えず、職場再建のプロと称され、次々と任された組織を活性化させ、とうとう歴代最年少の支店長に大抜擢。31支店中、25位より上位の成績をとったことがなく、閉塞感に陥っていた高崎支店(群馬県管轄)を2年連続で日本一に導きます。

 そんな著者による、「リーダーシップの基本スタンス」と「今、やるべきこと」をお伝えいたします!
 

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