ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

「女性上司はやりづらい」は都市伝説か、陰謀論か?
男性管理職顔負けの能力が不安視される純日本的背景

宮崎智之 [フリーライター]
【第11回】 2013年9月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

「女性が上司だと働きにくい」
日本の職場に根強く残る偏見の矛盾

 女性が上司だと働きにくい――。

 そんな意見をよく聞くことがある。

 「どう接していいのかわからない」

 「女性に部下を統括する能力はないのではないか」

 「部下への評価が公平ではなさそう」

 「いずれは辞めてしまうかもしれない人が上司だと……」

 などなど、男性からは否定的な意見が出がちである。

 しかし、もしかしたらそれは思い込みかもしれない。いや、むしろ大部分が思い込みなのではないかと筆者は疑っている。

連載第8回で指摘したとおり、日本の女性管理職比率は国際的に見ても圧倒的に低い。そんななか、女性管理職はまだまだマイナーな存在であり、割合にしてわずか1割程度。会社の規模や業界によっては、ほとんど存在しない会社もある。そのわりには、女性上司の「無能説」が流れすぎてはいないだろうか。

 ほとんど存在しないものに対して、ここまで否定的な声が多勢を占めるのは不可解だ。その背景には、どんな思惑が渦巻いているのだろうか。

 女性が管理職になると不利益を被る男性が、「無能説」を流している?

 それもなくはないと思うが、ほとんど陰謀論的な都市伝説に過ぎない。そうではなくて、女性管理職が少ないため、未知の存在に怯えている臆病な人が多いのが実情だと思う。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座

日本企業で元気な女性社員が増えているのに対して、男性社員は元気がなくなっていると言われて久しい。女性の社会進出が進む現在、ビジネスの第一線でバリバリ働く女性社員と年配の男性社員たちの「意識の差」は、埋めようもなく広がっている。そんなご時世で、「男性部下には思いっきり注意できるけど、女性には気が引けてしまう」「女性社員の本音がわからない」と苦手意識を持ち、悩んでいる男性も多いはずだ。今どきの女性たちは、男性に対してどんな不満と要望を持っているのか。

本連載では、「バリバリ女子」たちが時代遅れの「ポンコツおじさん」に向けるシビアな苦言、提言を赤裸々に紹介しながら、彼女たちから尊敬される「バリバリおじさん」になるにはどうしたらいいかを、ケース別に徹底指南していく。女性たちの厳しい声は、決してタダの罵詈雑言ではない。それは、おじさんたちへの期待の裏返しでもある。男性はバリバリ女子に臆するのではなく、彼女たちを「自己改造のための先生」と前向きに捉えるべきだろう。「ひょっとしておれのこと?」と不安な気持ちになったあなた、「気が付けば『ポンコツおじさん』と呼ばれていた!」なんてことにならないよう、一度彼女たちの声に真摯に耳を傾けてみたらどうだろうか。

「バリバリ女子のポンコツおじさん改造講座」

⇒バックナンバー一覧