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動画で親への感謝の気持ちを伝える。
ウェディングムービーは「手作り」がトレンド

待兼 音二郎
2013年9月4日
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 披露宴で、新郎新婦の生い立ちや馴れ初め、来場者への感謝の言葉などを映像で流す、ウェディングムービーという演出がかなり一般的になってきている。

 その背景にあるのが結婚式をめぐる意識の変化だ。「ゼクシィ結婚トレンド調査2012」によると、06年からの6年間で、披露宴をもうけるのはお世話になった人に感謝の気持ちを伝えるためと答えた人の割合が、他の答えを圧して大きく伸びており、披露宴での演出についても、「生い立ち紹介などを映像演出で行う」が77%と最も高くなっている。

 そこから窺えるのは、「ハデ婚」から「つながり婚」への流れの加速だ。カップルを貴公子と姫君のようにショーアップするよりも、こぢんまりとした雰囲気の中で新郎新婦が来場者への感謝を素朴に伝え、つながりをさらに深めたい。そんな傾向が強まっているのだ。

 そうした演出のカギとなるウェディングムービーは、式場や専門の業者に依頼することもできる。業者に頼めば映画のワンシーン並のものも作れ、結婚式の録画映像を当日の披露宴で上映することさえ可能だが、当然ながら費用は高額。演出内容にもよりけりだが、安くても10万円近く、凝りに凝れば50万円以上もかかってしまう。

 そこで近ごろ人気なのが、専用のパソコンソフトでスライドショー風の動画を手作りする方法だ。ソースネクスト「心に響く Weddingフォトムービー」、JUNGLE「みんなのフォトムービー5 Wedding Deluxe」、筆まめ「デジカメde!!ムービーシアター4 Wedding」など、Weddingと銘打った新製品の発売が、今年になって相次いでいる。

「Wedding MOVIE PHOTOGRAPH 6」は同シリーズの最新版。2012/10/19発売で、標準価格 16,590円。タイムライン編集など、他社ソフトより編集の機能や自由度が高いのが売りだ(画像提供:マグレックス)

 このトレンドにいち早く着目したのがマグレックスだ。07年10月に他社に先駆けて「Wedding MOVIE PHOTOGRAPH」を発売し、披露宴ムービー作成ソフトという新たな市場を開拓したのだ。

 写真をスライドショーにしてセリフの吹き出しなどを入れ、画像の回転などの映像効果を入れることは、従来のフォトムービーソフトでも工夫すればできる。はたして売れるのかという懸念が発売前にはあった。だが、蓋をあければ大ヒットだった。

 「カップルがムービーを手作りすれば費用の節約になるのはもちろん、業者の作る型どおりのものとは違ったオリジナルさも出せます。結婚式までの準備の日々のなかで、2人の楽しい思い出づくりになればとも考え、発売しました」(マグレックス デザイン事業部 デザイナー 箭川暁氏)

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