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ビジネス用途向けに大幅な進化を遂げた
アップルのiOS 7

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【第7回】 2013年9月13日
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ニール・マクドナルドガートナー
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プレジデント 兼
ガートナー
フェロー

 セキュリティの観点から、iOSとAndroidには常に注意を払ってきた私が見る限り、iOS 7は、この点で長足の進歩を遂げているようだ。

 その進化をより深く理解するために、ガートナーの同僚であるケン・デュレイニー(バイスプレジデント 兼 最上級アナリスト)に寄稿を依頼した。以下は、彼の主張である。

   *   *   *

 iOS 7を搭載した新端末には企業のビジネスユーザー向け端末としても様々な改善が見られる。かねてからアップルには、この点においての機能強化が切望されていた。

 ガートナーは、顧客向けにビジネスユーザーへのiOS 7に関するリサーチ・ノート “iOS 7 Offers Major Improvements for the Enterprise” を発行している。モバイルデバイス管理(以下MDM)用のAPIを拡張したiOS 4のリリース以来、アップルは法人向けセキュリティと管理機能については、わずかな改良しか実施してこなかった。

 その点においてiOS 7は進化している。シングルサインオン(SSO)、バックグラウンド処理、アプリごとのVPNなどは、正規のMDMソリューションを導入する企業にとって、iOSデバイスの活用法に劇的な変化をもたらすものとなる。

 現在、多くのモバイルデバイスを管理する方法には、リモートワイプ(データ消去)やパスワード設定などによる使用制限や、全ディスクが単一のコンソールで管理され、業務用アプリや情報にアクセスする際に専用のログインが必要となるような、セキュアコンテナ方式がある。

 Blackberryは、Blackberry 10端末の発売時に、Blackberry Balanceとしてマネージド・コミュニティと呼ばれる新しい考え方を導入したが、アップルのやり方もマネージド・コミュニティの一種だ。
*訳注:Blackberry 10端末は、2013年年初に発売されたが、日本では導入されていない。

 マネージド・コミュニティの概念では、個人用の領域として開いたアプリでも、ユーザーの操作次第で、MDMツールで管理される業務用の領域で実行可能となる。いったんアクセスできたアプリは、他の業務用領域アプリと連携するという特権を与えることもできる。

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