家庭用ゲーム機は「オワコン」なのか?<br />コアユーザー層と籠城するソニーのプレステビジネスソニー「Play Station4」は日本では2014年2月22日発売予定、予価3万9980円 (c)2013 Sony Computer Entertainment Inc.

 国内最大のデジタルエンターテインメントイベント「東京ゲームショウ2013」が、今月19日から22日まで、千葉・幕張メッセで開催される。今年の目玉は、2つの新型家庭用ゲーム機のプレイアブル出展で、ソニーの「Play Station4」(日本市場は2014年2月22日発売予定、予価3万9980円)と、マイクロソフトの「Xbox One」(日本発売日未定)がそれぞれ出展される。

 ソニーはゲームショウ開催に先駆けて、今月9日、ゲームビジネス関連のカンファレンスを行った。もちろん、「Play Station4」関連のニュースも重要ではあるがそれ以上に耳目を集めたのは、「PS Vita TV」などPS Vitaに関する発表の多さだった。

継続的なゲームユーザーにとって
ソーシャルゲームは「別腹」

 最近はバブルも終了しだいぶ下火になったが、コンプガチャ騒動に代表されるように、ソーシャルゲーム人気のあおりで家庭用ゲーム機のユーザー離れが叫ばれることも少なくなかった。だが、それは事実なのだろうか。

 芝浦工業大の小山研究室では昨年12月、少なくともひとつのハードで経常的に遊んでいるゲームユーザーの、使用ハード(家庭用・PCオンライン・スマホ、ガラケーなど携帯電話)に関するWeb調査を行った。結果は次ページのグラフの通りである(N=2060)。