ふ~ん、そーなんだー。へぇ~、最近の若い人はねー。
 と、思わず唸ってしまうような報告書を読んだ。

 厚生労働省の年次報告『厚生労働白書』である(平成二五年度版)。その第一部『若者の意識を探る』の第二章第二節『結婚に関する意識』に目を通し、私は、ふ~ん、そーなんだー、と思ったのである。

 というか、ちょっと驚いたのである。若い人たちの恋愛意識・結婚観にも驚いたが、結婚に関する私の“考え方”が古いことを思い知らされ、驚いたと言ったほうがいいかもしれない。

 まず、NHKが行なっている世論調査「日本人の意識調査」で、“人は結婚するのが当たり前と考えている”との質問に賛成した人は、全体の約35%だったのだそうだ(二〇〇八年実施)。

 ということは、いまの日本では、既婚者未婚者を問わず、結婚はすべし、と考えている人は三人に一人しかいないということだ。ただし、“結婚するのが当たり前”に“結婚はしたほうがいい”との考えを加えると、その割合は一気に64.5%に増加するのだが。

 しかし、それでも、残りの35.5%(約三人に一人)は、生涯にわたり結婚はしなくてもいい=個人の自由と考えているということだ。割合で言うと、二〇~三〇代の60%以上が結婚は個人の自由と考えて、四〇~五〇代は50%台、六〇代以上が約30%前後という結果だ。

 もちろん、結婚は個人の自由だ。自由には違いないのだが、独身の後輩に、結婚はしたほうがいいぞ、と言い続けてきた私は、もう古いタイプの人間ということなのだろう。そーか、日本人の三人に一人が、べつに結婚なんかしなくてもいいんじゃないの、と思っているのか。内縁関係はどうなんですかね。

 ちなみに、諸外国で同じアンケートを行なったところ、韓国は75.9%の人が、結婚はすべき、もしくはしたほうがいいと応え、アメリカは53.4%、スウェーデン、フランスでは、結婚はすべき・したほうがいいと応えた人は四割以下だったそうだ。

 しかし、である。厚労省が行なった調査では、若い人たち……、と言っても、対象は一九歳~三九歳の独身男女なのだが、六割以上が、結婚する・しないは個人の自由と応えているものの、彼らの結婚願望は、高い。