旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第56回】 2013年9月27日 車 浮代

刀剣に似た色と形を持つ「太刀魚」
皮の銀箔が光る素材の原料に

 少し前に『NHKスペシャル』で放送され、話題になったダイオウイカ。

 体長3mを超える超・巨大イカが深海を泳ぐ様子を初めて目にし、金属製のロボットのように見える、メタリックな輝きに驚いたものです。

 太刀魚も、私たちの目に触れるものは銀色をしていますが(死後すぐに色が変わるため)、海中ではシルバーブルーの、メタリックな色合いをしています。

太刀魚の塩焼
【材料】太刀魚の切り身…1切れ/塩…少々/大根おろし…適量/すだち…1/4個
【作り方】①太刀魚は皮に斜めに切れ目を入れ、両面に塩を振り、5分程度置く。②皮が剥げないよう、焼き網に油を塗り、両面を焼き、大根おろしとすだちを添える。

 名前の由来はズバリ、刀身を思わせる美しい色と形からつけられたものです。

 ですがもう一つ、昼間は海底にいる太刀魚が、朝夕の薄暗い時刻になると餌を求めて海面近くまで浮上し、立って泳ぐから「立魚」になったという説もあります。

 体長は1mを超えるものも多く、2002年にはなんと、全長4.6m、重さ7.3㎏もの太刀魚が、中国福建省で水揚げされたそうです。

 ダイオウイカも真っ青ですね。

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旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

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