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提携戦略を進めて更なる成長を目指す
スタートアップ育成にはオープンさが必要
――ディビッド・ゴールドバーグ サーベイモンキーCEOインタビュー

ダイヤモンド・オンライン編集部
【第29回】 2013年10月9日
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――具体的な連携の事例はありますか。

 残念ながら日本ではまだ事例はありません。アメリカではemailの「メールチンプ(MailChimp)」やフートスイート(Hootsuite、ソーシャルメディア閲覧アプリケーション)と連携しています。日本でもアメリカのような連携はできると思っています。

 実際、興味を持っているという声はたくさんもらっています。ほぼすべての分野のオンラインサービス会社と連携することは可能でしょう。Email、ソーシャルメディア、CRMなどです。すでにGMOリサーチとはパートナーで、GMOリサーチのパネルに、アンケートが投げられるような連携をしています。

方法論に則った
1500まで質問を提供

――9月18日から「質問バンク」(方法論的に正しく、汎用性の高い質問項目集)の運用を始めましたが、これはどのようなきっかけがあったのでしょうか。

 実はユーザーはアンケート自体はすぐに始めることができるのですが、どのように質問項目を作ったらいいか、苦労していた。それが質問バンクの開発を始めたきっかけです。ジャンルごとに的確な質問項目を1500まで用意する予定です。

 アンケート項目を設定するメソドロジーに則っていないアンケートであれば、的確な答えを得られる事ができず、質が悪いアンケート結果を得るという事になってしまいます。その点、質問バンクに用意した質問は、リサーチのエキスパートがメソドロジーに則って考えたもので、これを利用すれば質の高いアンケート結果が得られるでしょう。

――今年1月、資本の再構成を行ない、投資ファンドなどから約720億円(約8億ドル)の資金調達(リキャピタライゼーション)を行ないました。長期的な視点を持つために上場などはしないで、これからも成長していくというコメントをしていますが、これは今後も変わらないのでしょうか。

 リキャピタライゼーションはこれまでの株主と従業員に利益を戻すために行なったことです。上場はしないという方針は今後も変わりません。上場会社になれば四半期ごとに業績をレビューしていく事が求められ、長期的な視野をもつことが難しくなります。私は長期的な視点をもって成長戦略を描いていく事が重要だと思っています。

 今後は先ほど説明しましたようなパートナーシップを増やしていき、認知を上げていくことで成長していきたいと思います。今回の来日の目的の一つがそれで、もう一つは実際にオフィスを構えるかどうかを検討しています。日本のマーケットには可能性を感じていますから。

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