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第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

退職のトラウマで超キモい“メール魔”に!
周囲の怒りに気づかない「変人主婦ライター」

――弱者を演じて仮想世界でも嫌われる臼井氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第24回】 2009年6月1日
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  「会社を離れ、独立を……」こう夢見る人は少なくない。しかし、安易な気持ちで組織を離れると、大やけどをする。

 特に、会社で実務能力が低かったり、周囲との関係をうまく構築することができない人にとっては、“イバラの道”になり易い。

 今回は、会社員の頃にひんしゅくを買い続け、その後フリーライターと名乗り始めるも、相変わらず周囲から煙たがられている専業主婦を紹介しよう。

 このような人は、あなたの職場や周囲にもひっそりと存在するのでははないだろうか?

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■今回の主人公

臼井美奈(36歳)
勤務先:会社員の頃、職場でいじめられて退職。原因は、上司や周囲に対して鈍感なことが反発を招いたためだ。その後フリーライターを名乗るものの、仕事がない。今は「ブログが友達」という寂しい日々を送っている。ライター仲間のあいだでも、浮いた存在になっている。
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(※この記事は、取材した情報をプライバシー保護の観点から、一部デフォルメしています。)

メーリングリストをかき回す
“キモい主婦”の正体は?

 夜10時過ぎ、メーリングリストに1本のメールが流れて来た。

 “変人主婦ライター”臼井美奈からのものだ。

 「皆さん、こんばんは! 私、この前主人に話したんです。“早く作家になってうんと稼ぐから、それまで我慢してね”って。だから私、早くデビューしたいんです!」

 その後、5分、10分、15分、30分と時間が経つものの、ほかの参加者からは何の反応もない。

 メーリングリストを主宰しているライターの高嶋(40歳)は、パソコンの前で舌打ちをした。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


第2次リストラ時代(!?)に贈る 私が「負け組社員」になった理由

会社から冷遇され、気がつくと「負け組」となってしまった人たちを毎回取材。彼らの実体験を振り返ることで、企業の冷酷さだけでなく、自己防衛できなかった敗因を分析。第2次リストラ時代で生き残る術を探る。

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