この頃、私はまるでボランティア専門職になったようだ。北京・上海・福岡・東京4都市巡回展「日中未来の子ども100人写真展」東京展が1300円の入場料という高いハードルを越えて、4日間で来場者数がのべ6196人を達成し、4都市合計で1万人以上の方に、日中の未来を背負う子どもたちの日常を撮影した写真をご覧いただけたかと思ったら、休む暇もなく、10月17日から東京と沖縄で開催される中国映画週間に突入した。

8年間も続く中国映画週間

 このイベントは日中文化交流の一環として、民間から始まったもので、すでに8年間も続いている。毎年の5月に、中国で日本映画週間を、10月の第26回東京国際映画祭期間中には、日本で中国映画週間を開催するという仕組みだ。

 実は、今年から私もこのイベントに深くかかわるようになった。特に、沖縄では、東京国際映画祭の提携企画として「沖縄・中国映画週間」が10月20日から開催されることになっている。日中両国の映画産業と観光振興、経済交流、都市発展を目指したイベントという位置づけで、期間中は、日本未発表の作品を含め8本の中国映画を上映する。

 さらに、映画上映以外に、「“映画と観光”日中合作映画シンポジウム」も同時開催することになっている。著名な日中映画関係者、観光経済の専門家をお呼びして、日中合作映画製作実現と沖縄観光のさらなる発展に向けて、建設的な意見交換を行う場も設けられている。私はそのシンポジウムのナビゲーターを務めるよう主催者であるNPO法人日中友好映画祭実行委員会から命じられている。

 映画を含む芸術、文学、芸能は観光と地方経済との親和性に富む。以前、このコラムでは、「温家宝首相来日で訪れた観光ビジネスの転機 油絵で観光客を引きつけた周荘に学べること」と題するものを発表したことがある。油絵の力を借りてごく普通の村を、世界的に知られる観光地に変身させた上海と蘇州の間にある周荘を実例として紹介している。