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クライマックスシリーズと、Jリーグ2ステージ制
平成の時代に下克上は許されるか

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第50回】 2013年10月19日
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 友人に熱烈な浦和レッズファンがいる。たいへん熱い。

 毎年のようにホームゲームのシーズンシートを購入しているらしいから、かなりの熱の入れようだ。今年は、私が応援しているチームと優勝争いを演じていることもあって、友人のボルテージも上がりっ放しだ。

 今シーズン、横浜F・マリノスが優勝したら、友人は私におごってくれる約束をし、浦和レッズが優勝したら、私は彼にご馳走してもらうことになっているのだが、こーいう賭けは違反なのでしょうか。

 その友人からもらうメールには、決まってレッズ情報みたいな添え書きがあるのだが、昨年はフロントへの不満が多く、今年は初夏の頃から“2ステージ制”に対しての反対意見が散見されるようになった。

 J1は、二〇一五年から2ステージ制を再導入しようとしているのである。
 というか、導入はもう決まってしまった。

 2ステージ制とは、長いシーズンを前期(1stステージ)と後期(2ndステージ)に分け、前期優勝チームと後期優勝チームとでポストシーズンを戦い、年間チャンピオンを決める大会方式のことだ。Jリーグの発足(一九九三年)から十三年ほど続いたシステムでもある(九六年を除く)。

 再導入される2ステージ制は、若干方式が変わるらしく、全日程を終了したら、スーパーステージと称して、前期優勝チームと後期二位のチーム、後期優勝チームと前期二位のチームが戦い、その勝者が“スーパーステージ勝利クラブ”として“年間勝ち点一位”のチームと戦って年間優勝チームを決めるシステムにするのだそうだ。

 ややこしいシステムだが、試合数が増えるってことだね。

 過去の2ステージ制では、二〇〇三年、我がマリノス……、もとい、横浜F・マリノスが1stステージ2ndステージともに優勝し、チャンピオンシップを戦うことなく完全優勝を果たしたのだが、新しい2ステージ制では、完全優勝というものが消える。

 1st2ndを制したチームは、前後期の二位チームと“スーパーステージ”を戦わなければならないのかもしかして。前後期ともに二位だったら、前期と後期の優勝チームとスーパーステージを戦わなければならない……、のか? そのあたりのことがちょっとよくわかりません。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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