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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

継続と変革は対立しない
これらは二つの極であり互いに調和すべきものである

上田惇生
【第357回】 2013年10月29日
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ダイヤモンド社刊
2310円

 「これまで組織は、継続を旨としてきた。したがって、企業、大学、病院、教会のいずれの組織もが、チェンジ・リーダーとして変革を受け入れ、自ら変革していくためには、格別の努力を必要とする。変革への抵抗が見られるのも同じ理由からである。継続を旨とする組織にとっては、変革とは、その言葉からして受け入れがたいものである」(『明日を支配するもの』)

 ドラッカーは、継続と変革の両方が必要だという。そこで、本当はどちらが必要かとしつこく聞けば、継続が必要だという。人も社会も、本当に必要とするのは継続である。

 しかし、あらゆるものが腐り、壊れていくという“エントロピーの法則”を逃れえない。したがって、放置したのでは、継続は不可能である。継続のためには変革が必要である。

 こうして今日では、ほとんどあらゆる組織が、変革の担い手として、チェンジ・リーダーたることを求められるようになった。チェンジ・リーダーたる存在になるということは、変革を目的とするということである。

 もちろん、チェンジ・リーダーになったとしても、継続は不可欠である。

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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