どーもこの会見に似た場面をどこかで見たような気がする、と思っていたら、みのもんた氏の会見ととてもよく似ていたことに気づいた。

 みのさんは、窃盗未遂で逮捕されたのは次男なのに、どうしてこんなにたくさんのマスコミが親元に押しかけるのかわからないと言った。阪急阪神ホテルズは、メニューの表記が嘘ばっかりだったのは現場のミスによる“誤表示”で、だから偽装ではない、といった旨の発言に終始した。

 マスコミの感覚(=世間一般の認識)と、当事者の考えのズレ方の構図が、全く同じなのだ。

 するとどうなるかと言うと、批難を浴びる。で、あちこちで書かれたみのさんは自粛していた冠番組の降板を決め、阪急阪神ホテルズの出崎社長は、阪急阪神ホテルズの社長と阪急阪神ホールディングスの取締役員を辞任する意向を発表した。これも、おんなじ構図。辞めれば問題が解決すると思ったら大間違いだけどね。

 テレビ各社が会見の模様を報じるたびに思ったのだが、自民党はすぐにでもこの出崎社長をスカウトするべきだ。会見でやったように、のらりくらりと質問を躱す術はそのへんの政治家よりも達者だぞ。国会答弁で充分に通用する。顔つきもどことなく石破茂に似ているしー。

 という話は措いといて、その四日後、予定を一日早く繰り上げた記者会見では、件の六件についての説明がなされた。前の会見と、調査後の会見ではコメントがこんなふうに変わりました。

 日本産と中国産のそば粉をブレンドしたものを『信州そば』と表示していた件。

 当初「当社は信州産と確認し、メニューに書いていたはずだが、記録などを見ても信州産という表記がなかった。担当者の記憶が曖昧でわからない」

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 調査後「メニューを開発した担当者が、そばの“サンプル”に信州の地名があったので、信州そばとメニューに表示した」

 だから“誤表示”なのだそうだ。
 続いて、神戸ポークを『沖縄まーさん豚』と表示していた件。